病児保育について

新年度が始まりました。

4月からよいすべりだしをと思っていたところ、3番目の子どもが体調不良に。誰がどのようにサポートするかの調整からはじまった4月1日の朝でした。

私は、この13年間、共働きしながら3人の育児をしておりますが、親がそばに住んでおりません。

子どもたちが病気になるたび、
仕事をパートナーと調整したり、それでもカバーできないときの最後の手段は遠方の親に頼ったりしながらなんとか看病体制を整えましたが、
数年前、もっと頻繁に体調崩しがちであった小さいころの病児対応は、仕事を続けられるか?にも直結する課題でした。

実際、第三子誕生後、15年勤めた職場を変えた一番の理由は、喘息体質の子どものケアです。
今はからだも強くなりましたが、当時は転職理由にまでなりました(とはいえ、自分にとっての仕事と家族との関わりについて、流されずに見つめなおすきっかけを与えてくれた末っ子には、感謝しています)。

現在昭島市子ども・子育て会議市民委員をつとめていますが、
1月に昭島市の子育て世帯に対象におこなった子ども・子育て支援事業計画づくりに関するニーズ調査の回答によると
未就学児子育て世帯においては、日ごろ子どもをみてもらえる親族や知人等がいないとの回答が17.5%でした。約5分の1です。

一方、「病児・病後児保育施設等を利用したいとは思わない」家庭は62%でした。
病気やケがの際、未就学児に「仕方なく子どもだけで留守番をさせた」との回答も、7世帯存在。

私も、以前病児保育に一度お世話になりました。
スタッフの方々が親身に対応くださり、適切な医療介助もして下さり非常に有難かったですが、
一方、末っ子が小さいとき度々入院生活を送るなかでの面会時間を通じて、
就学前の小さい子どもにとっては、体調が悪いときになれない場で過ごすのはどのような心持であるのだろうという点が気にかかりました。

いまある病児保育サービスに加えて、家庭に派遣してもらえるサービス推進や利用補助など、病児保育の受け皿の多様化・拡充を提案してきたいです。