2021年度予算審査特別委員会(文化芸術の推進に関する基本計画の策定、公的施設でのfree wi-fi整備)

昨日から来年度の昭島市予算について、予算審査特別委員会が始まりました。

費目別に質問が進んでゆきますが、昨日は総務費について2点質問をしました。

①文化芸術の推進に関する基本計画の策定

・市では、「昭島市文化芸術振興基本条例推進のため策定された基本方針」の推進につとめていましいたが、基本となる法律の改正に伴い、環境等々あらゆるまちづくりと連携をする趣旨で新たに計画を策定します。

今後策定にあたっての委員会は学識経験者等からなりますが、市民も公募されることを確認。

・国の文化芸術推進基本計画には「芸術家等がその能力を向上させ、十分に発揮し、自らの職業や活動に安心して取り組めるよう、芸術家等の活動環境等に関する諸条件の整備・周知や、社会的な役割に関する理解の促進、社会的、経済的及び文化的地位の向上に努める」とあります。

また、平成21年の昭島市民への文化芸術に関するアンケートの調査結果では、文化芸術活動をより活発にするために必要な情報の質問に対する回答の一位が地域で文化活動に取り組む団体や人の情報でした。

今般コロナ禍で市として文化芸術事業への大規模な取り組みが困難になっていますが、情報を市民に伝え理解を促進することは、小規模でも市民主体で文化芸術と接する機会を設けることに繋がるのではと考えるところ、芸術家の把握と周知について確認をしました。

・現在、市の取り組みとしては、芸術家公募展がありまた武藤順九彫刻園の存在があるとのこと。公募展は自身も楽しみにしている取り組みですが、展示のみではなく、舞台芸術もあります。

舞台芸術についてはコロナ禍でのオファーは厳しいが市民会館公民館などで取り組みがあると認識しているとのこと。

・市民が芸術家の存在を知ることは、地元への誇りや愛着心にも直結します。以前一般質問でも伝えた事例として、堺市ではアーティストバンク制度があり、結婚式、家族のお祝い事、学校の催し、子ども会やPTAの集まりなどでの利用をうたい、市民の日常生活とアートの距離を縮める試みの紹介をしました。

・コロナ禍で文化芸術人から活躍の場がなくなっているとのお声も頂いています。

市が主体の企画に現状困難があっても、芸術家に係る情報提供をし、小規模でも市民主体の企画に繋がれば、市民にとっても潤いや活力となり、双方にとってよい効果があります。

まずは既存の生涯学習援助協力者登録・活用制度がしっかり認知され、活用されやすくなるよう伝えたところ検討との答弁でした。生涯学習援助協力者登録・活用制度|昭島市 (akishima.lg.jp)

②公的施設でのFree wi-fi整備について

・公的施設でのFree wi-fiが、一般的なものと比較すると使い勝手が悪く戸惑うと市民から意見を頂くことがあります。

例えば、同一施設でも使える場所と使えない場所がある。1時間できれた。利用にあたりパスワード等入力する形ではなく、登録が求められるなど。

・ただし、wi-fi-環境を整えることで、電磁波に弱い方が公的施設を利用しにくくなることも避けたいため、

設備を整える上で、例えば場所により有線を活用できるようなら優先を活用したり、オンオフできるようにするなど電磁波暴露への可能な対策があるならば視野にいれて頂きたい旨意見しました。

本日も総務費の続きから審査が始まります。