令和3年11月 厚生文教委員会が開催されました
昨日は、閉会中の厚生文教委員会でした。
主な議題は以下の通りです。
①新型コロナウイルス感染症対策
②令和4年度保育所等入所・学童クラブ入会受付
③全国学力・学習状況調査結果
④東京都統一体力テスト結果
⑤学校行事変更
●①は、
○市内5医療機関における個別接種や
予防接種済証を紛失・破損した方や英語併記の証明が必要な方への新型コロナウイルスワクチン接種証明書発行が始まっています。
11月1日、15日付広報あきしまにも詳細が書かれていますが、該当URLは以下です。
○東京都から市内の自宅療養者に関する情報提供が開始されました。
今後、感染者増や災害発生時等、保健所からの協力要請等に基づき市からも支援をします。
○ワクチン接種の進捗状況は、11月8日時点で
65歳以上 1回目90.3%、2回目88.9%
64歳以下 1回目81.4% 2回目75.8%
合計 1回目84.0% 2回目79.6%
接種を希望する方は、2回目までは概ね完了したであろう状況ですが、
私自身は、接種にあたっての情報提供内容や
副反応疑いが万一でたときにその方が苦しまないよう必要応じた救済を考えていくために、
副反応疑いの状況把握をしっかりすることは
接種体制をより安全なものにすることに繋がるため対応が欠かせないと考えています。
メリットについては発言くださる方は充分いるので、
自分の役割はメリット一色にならないよう、しつこくともデメリットに目を向け質問することだと見定めています。
厚労省の副反応疑いの公表は引き続き目を通しているのですが、
他のワクチン接種と比較して、
副反応疑い発生件数が高いです。
通常よりきつい状態になってもおおむね数日で回復なさるよう見受ける方が身近では多いですが、
市内で大変な状況にある方が、万が一にもいないかが気に掛かっていました。
他の委員さんの質問の答弁によると、
子どもについて、重篤な副反応疑いは今のところいないとのことで安心しました。
(アレルギーであったり基礎疾患がある方が、エピペンを打つ事態はあり、念のため通院したが、その日のうちに帰宅できた事例は紹介されていました。)
市内の副反応疑い発生件数は、とりまとめていないが多数ではなくすぐに分かる状況。
10代接種の特徴は、めまい、ふらつき、迷走反射神経。
他の方が具合が悪くそうにする様子をみて自分も具合が悪くなるといったことが起きやすいようです。
私自身は、まわりの方に接種をするようにも辞めるようにもいえないですが(あくまで個人が決める任意接種であるので)
10代接種については、
1回目接種を受けたあと2回目接種を受けるか悩む方、
予約だけとったが悩むとしつつ、そのまま悩みつつ接種する方、
お子さんは「お友達が打つから打ちたい。まわりと違うのが嫌だ」と考え、親子で意見が違い悩む方、
いろいろな相談がきました。
12~18歳の接種率は高い状況ではありますが
悩む方が多いです。
今後も12歳接種者は随時発生し、
国際的には接種年齢引き下げも検討されています。
そのあたり、クーポン券発送時等
混乱ができるだけ生じないような情報提供をお願いしました。
●③は、
小6、中3に対する、国語・算数の悉皆調査。
全国学力・学習状況調査については、
少し調べると、その意義について教育研究者から様々な意見がでているところです。
全国と都と昭島の平均値がでるのですが、
客観的な立ち位置を知るいち手段ではあっても
国語14問、算数16問の回答結果の意味するところが
どれほど重要であるのかの意義が正直分かりません。
これからの教育は個を重視すべきなのに
平均値から一人ひとりがみえてもきません。
いまは非認知能力などこれまでのテストで計れない能力が脚光をあびていますが、
子どもたちが幸せになるための学びの尺度に、
この調査がなっているのかも、自分にはよく分かりません。
結果は真摯に受け止めて、
もし改善できる要素があるなら結果を活かすべきですが、
その数字に一喜一憂することで
教育現場にプレッシャーを与えたり
保護者・子どもの自己肯定感を下げるのは本末転倒です。
平時から、皆一律ではなく、学びが追いつかない子の底上げや学びが早い子への対応など個に寄り添う教育に変えていく、
一人ひとりの自己肯定感をあげて伸ばす
といったことこそ大切に、授業改善をして頂きたいです。
●⑤は、
中学3年生の修学旅行で、
学校ごと1泊や2泊とばらつきがあり
市全体でみたときに機会の不公平感に繋がらないか気に掛かりましたが、
各校が状況をみて判断をしているとのことでした。