広域通信制サポート校GRES高等学院の見学

昨日は、市内在住のお母様方と、東中神駅目の前にあるGRES高等学院を見学させて頂きました。

文科省の教育課程に沿い、高校卒業資格を得る広域通信制サポート校のGRES高等学院
GRES高等学院 (peraichi.com)

立川市の子ども若者自立支援ネットワーク事業委員をつとめられ、
昨年立川市役所で開催された、定時制・通信制高校等合同学校相談会へいった際に資料を頂き、
気になっていた学校です。

週5日コース、週2日コース、社会人コースがありますが、
基礎が重要と、1~3年まで同じカリキュラムで基礎から学べる体制がとられています。

夕方からは、思いっきり身体を動かしキックボクシングができる一画もありました。

また、学び場は教室内に限りません。

職場体験・職場見学、
スクールイベント、
第一線で活躍する方から授業を受ける特別授業など、
「こんな大人になりたい」と未来に希望を持ち意欲的になるための工夫がされていました。

例えば、特別授業では、
レゲエアーティスト、
元高校教師、
弁護士、
スクールソーシャルワーカー、
経営コンサルタント、
海洋研究開発機構ご関係者などなど
多様なご職業の大人と接点を持つ機会がつくりあげられていますが、
保護者も参加可能とのこと。
親子ともに世界をひろげる試みがなされていました。

他にも
レストランでの調理実習と販売体験や
海外体験プログラムなどを通じて
子どもたちがいきいきと変容する様子もおはなしくださいました。

GRES高等学院では、週2回、中高生対象のフリースクール事業もなさっています。
目指しているのは、居場所型と学習型の両立。
この際の居場所は、場と自分がしたい道具を提供する、というものではなく、個性を否定されない場所です。
その上で、勉強が苦手な子も基礎から学べるサポート体制をつくられていました。

すべてのご活動を通じて
◆卒業後含めお子さんの人生とご家庭に真っ正面から向き合い、
「対人」の信頼関係の構築を何より大切にすること
◆様々な個性のお子さん一人ひとりをそのまま認めつつ、社会にでた際に生きやすくなるよう
学び以外の生活面での助言もすること
◆本物の、そして多様な体験活動を提供することで
お子さんが興味があるもの、それぞれの個性を活かしながらいきいきと打ち込めるものを一緒に模索していること
が伝わってきました。

ただ単に場が提供されている、ということにとどまらず、
お子さんのその後の人生においても安全基地となるであろう繋がりが紡がれていたGRES高等学院


お子さん方が社会にでる前の選択肢として、
このような場が市内にあることに元気づけられました。

ご関係者には、貴重な時間をいただき懇切丁寧にご説明くださりどうもありがとうございました。