2024年9月一般質問③GLP昭島プロジェクトについて

一般質問の動画が市公式HPから配信されました。

→任期中は市公式HPから動画を視聴頂けます。

https://smart.discussvision.net/smart/tenant/akishima/WebView/rd/speech.html?council_id=50&schedule_id=4&playlist_id=1&speaker_id=29&target_year=2024

持ち時間は60分です。
1回目の質問と対する行政答弁の文章は、以下の昭島・生活者ネットワークブログから報告しております。
https://akishima.seikatsusha.me/blog/2024/10/03/2317/ )
2回目以降の一問一答の再質問は、上記動画の29分ごろ~最後までとなります。)

→今回は、大綱3問、子どもの権利、コミュニティ、GLP昭島プロジェクトについて取り上げました。大綱ごとに分けて報告いたします。

大綱3 GLP昭島プロジェクト

環境影響への対策を
計画中のデータセンターは、日本最大規模であり、市全体のCO2排出量の約4倍、電力消費量約6倍、排熱約3.5倍と試算する専門家もいます。市の各種計画と整合性がとれず、住民の安全・安心や命への懸念も残るまま拙速にプロジェクトが進むことは容認
できません。

CO2排出量削減については、市は、空調やサーバー等を最新の高効率機器にするなどPUE(電力使用効率)の向上や、再生可能エネルギー100%電気の導入を求めているとのこと。これらは施設に入居予定のテナントも徹底するべきです。

排熱についてはヒートアイランド現象をうみだし、市民の熱中症リスクを高めます。

市は環境対策、防災、交通、地域貢献など全般の項目を含む包括的な協定を検討するなかで、排熱についても検討との答弁でしたが、ヒートアイランド対策のみならず、地下水保全や内水乱対策ふくめた水循環の保全・促進のためにも、樹木を1本でも多く残すこと、木が少ないエリアには植栽をすることを求めました。

まずは住民意見をしっかり聴くべき

議会以外の動きでは、東京都環境アセスメントの制度について報告です。9月17日に都民の意見を聴く会が開かれ、24人の公述人が同開発に対する懸念を述べましたが、共通するのは事業者に対する不信感でした。
これを受けて開催された9月26日の東京都環境影響評価審議会では、事業者と市民に信頼関係が構築されていないと複数の委員から指摘があり、アセスメントの項目にはない「住民の意見を十分に聴くこと」が答申案に盛り込まれることになりました。
しかし、そうした審議の同日に、事業者から昭島市に、昭島市宅地開発等指導要綱に基づき開発申請がなされた、大変驚きました。環境アセスメントを骨抜きにし、住民の更なる不信感にも繋がります。住民の意見を真摯に聴いた上での開発申請であるべきであ
り、この点、9月定例会最終日の討論でも言及しました。