「楽しくゴミを減らすには」
昭島市公民館主催による、平成30年度社会文化セミナー
「君のアイデアで昭島を日本一のきれいな町にしよう!」
第3回目「楽しくゴミを減らすには」に参加しました。
この4回連続講座は、公募の4人の企画委員で考えられたそうです。
今回の講師は編集者の斎藤正樹さんでした。
日本創生会議のレポートによると、2040年までに日本の市町村が半減。
http://www.mlit.go.jp/pri/kouenkai/syousai/pdf/b-141105_2.pdf
ゴミ処理につき、現在享受する行政サービスが受けられなくなる可能性がある。
また、過去消費税増税とオリンピックでゴミが増えたことから
直近でもゴミ増大の可能性がある。
市民が行政と協力をしてゴミ処理にあたる必要性があるのではないかとの
問題提起から始まりました。
海外の映像や北欧のリペアカフェや廃棄物デパートなどの事例、
ゴミについても家庭からでるゴミからリサイクルできない核廃棄物まではなしがおよび非常に興味深い内容でした。
ゴミ問題解決のキーワードとして、斎藤さんが挙げられたのが「ナッジ」。
「ナッジ」とは、市民が強制によってではなく自発的に望ましい行動を選択するよう促す仕掛けや手法のことだそうです。
ルールを守っている人がほめられる社会、
守らない人は「やったほうがいい」から「やりたい」のナッジの考え方を利用して守ってもらうようにする。
官庁やフォルクスワーゲンなどの民間企業、大学教員の研究会など幅広く
取り組みがなされているようです。
お金を入れたくなる募金箱、
ピアノのような音がでて歩きたくなる階段、
ゴミを捨てる度効果音がでるゴミ箱など、
遊び心にあふれつつ行動を変えるよう仕向ける実例も知れました。
実際に募金率アップ等検証されているそうです。
また、斉藤さんは、今後のコミュニティーのキーワードは、助けあう、協力しあう、
物を共有しあう、と考えていらっしゃるとのこと。
市民に多く関わってもらいながら長期的に取り組むための
「遊び心」に「シェアリング」は、ゴミ処理に限らず必要な視点であると共感できる
講座内容でした。自身で取り組む市民活動にもヒントにしたいです。
次回の講座は、2月8日(金)。
今回講座を踏まえて、「昭島の未来 ごみ問題について話そう」がテーマだそうです。