令和2年度 第1回 昭島市青少年問題協議会が開催されました

昨日は、昭島市青少年問題協議会 および
生活者ネットワークの多摩北エリア会議 に参加。

青少年問題協議会 配布資料の一部。 青少年健全育成方針についても報告がありました。

多摩北エリア会議で配布された、各地域ネットの活動レポート。 8月18日には、小平市で種苗法の学習会があるようです。

昭島市青少年問題協議会については、
令和2年青少年健全育成活動基本方針 および 令和2年度青少年健全育成活動重点活動項目についてご報告がありました。

また、委員でいらっしゃる、
①昭島警察署長
②立川児童相談所ご関係者
③特別支援学校ご関係者
④中学校長ご関係者
より、コロナ禍であること絡めながら子どもたちの様子につきお話下さいました。

子どもたちにとって3か月の休校を経て
学校が再開したことはまずもって大きな一歩であるものの、
引き続き子どもたちのケアが非常に重要であること実感する現場からのご意見でした。

↓以下、上記順番ごとのご意見

①非行少年(自転車盗、万引き、特殊詐欺等)については、上半期は前年度比減。店舗休業等コロナ自粛の影響と思われる。
一方、補導(深夜徘徊、喫煙)は警察官が積極的にしたこともあり増。

夏休み中はパトロールを強化。

②一昨年から昨年にかけ、虐待件数が1.5倍。
本年4-7月は、件数的には昨年並みであるものの、休校中手がまわった家庭、まわせなかった家庭と二分された影響がでるのはこれからではないか。
GW明け、親からは、たたいてしまいそう、子どもがいうことを聞かない、子どもがネットやゲームで昼夜逆転などの相談増。

児相では家庭内暴力や家出に対応するが、
最近気にかかるのは、家庭内でのいざこざで「包丁」のワードが頻出すること。
また、SNSで家出願望をつぶやく女子が知らない人と繋がり、九州、富山、北海道等遠方までいく事例も見受けられる。
夏休み中、子どもの生活が不安定になる。行事もなくなるなか、どのように子どもへの生活保障をするかが大切。

学校や保育園を開けることは大変なことと思うが、
児童虐待から子どものことを考えると最後の砦。

③地域性、関係性にお金まで絡み、かなりの数の家庭が大変苦労をした。子どもが登校しないと、個別支援計画も書けない。

子どもの心への影響は、認知レベルによる。重度の子は殆ど登校していたが、普段通りであった。むしろ軽度になるほど恐怖心があり、いまだ登校できない子どももいる。

④生徒の心は、「不安でしょうがない」ものと捉えている。
1年は中学のことが分からず1学期が終わった。校歌もまだ分からない(入学式で歌えず、音楽でも合唱指導がないため)。
3年は進路選択の時期でもある。

教室で課題のとき外していいといっても外せない。
7月はなんとかマスクを外させたいと考えたが、マスクがとれない生徒になってしまった。

子どもたちが気を遣い授業を受けているが、給食も緊張をし疲れている。

また、マスクをしながら授業をする先生も辛い。
マウスフィールドも試用したが、話すとずれてくるし、
前の席の子は不安そうにフィールドを観ていた。

突破口は部活。部活がはじまったことは大きく、
7月末から8月にかけ市内で大会をし、3年はそれをもって引退予定。