補正予算審査:学校給食共同調理場第一調理室の調理業務委託について

本日は、補正予算審査がありました。

先日厚生文教委員会でも議題にあがり、委員会後こちらのブログにも書きました学校給食共同調理場業務委託も、

令和3年度~7年度までの5年間、5億2千万円の債務負担行為として計上されており、

みらいネットワーク会派ではこちらにつき重点的に質問しました。

共同調理場(給食センター)第一調理室(東小、共成小、玉川小、中神小、光華小、成隣小、拝島第一小、拝島第三小の8校)の、調理業務のみ委託されるという内容です(献立作成等は従来通り栄養士が実施)。

11月になって、学校給食運営審議会、厚生文教委員会、教育委員会で議題にあがりましたが、来年4月から5カ年計画です。

すでに中学校の自校式(自校に調理場があり学校給食を提供)3校は問題なく民間委託が行われているとのことですが、

共同調理場は人員も予算も規模が違います。

ことの大きさに比して、決定プロセスが不透明で説明が充分なされていないと捉えざるをえません。

本日様々な委員から質問がなされ明らかになりましたが、もともと市の行財政改革の方針があり民間委託を進めることは変わらない。

根拠資料は、平成28年3月付「昭島市学校給食運営基本計画」。

その方針に重ねて、平成15年度から調理職員の退職者がでても不補充とし職員は減少、会計年度任用職員(昨年までの名称では臨時職員)でまかなっていたところ本年は様々な媒体から募集の発信をしても特に応募がないとのことで、民間委託に踏み切ったそうです。

ただし、9月17日の政策会議で決定される前何回議論がなされたか質問をしたところ、調理員が足りないとの問題意識はあったもののなし(内部でしっかり協議しているとの認識ではあるようです)。

学校給食運営審議会での審議が1回であることも分かりました。

充分な議論が尽くされ、その過程で、様々な声を聞き取りできたのか疑問が残ります。

会派へは、本年、既存の民間委託事業先の現場から、様々なお声を寄せて頂いています。

サービスの担い手・受け手双方が満足できる施策となるよう、また、市民の声をしっかり聞くプロセスをとるよう、

会派からは、主には、説明責任、質の担保、事故が起きたときの責任の所在について質問をしました。

私からは、いち保護者として、まず保護者にはしっかり説明をして頂きたい旨質問をしました。本日の協議内容では市民の方々に説明がつきません。

例えば、過去小平市では、びん牛乳導入にあたり、小中学校の保護者宛にアンケートを実施、71%の保護者がびんを要望し、1本あたり10-15円の値上げでも導入。子どもも一緒に紙パックとびんで何が違うか勉強をし、ペープサートで発表までしたようです。びん牛乳の事例ではありますが、いかに説明をし、意見をくみ取る努力をするか、またその過程で給食(食育)に関心を持ってもらう市民を増やせるチャンスとするか、参考となります。ここまではできずとも、現在給食を食べている当事者にはしっかり説明すべきです。

議員・会派ごと、様々な意見があってしかり。何事においても、「NO!」を伝えるにはエネルギーがいりますが、様々な角度から市政をよりよくするため意見することに議員の存在価値があると思っています。会派として該当する補正予算第7号については反対をしました。

本会議最終日も、会派で反対討論をします。

※12月1日付け広報あきしまにも掲載されていますが、委託も内容に含まれる「昭島市学校給食運営基本計画(改訂版)」のパブリックコメント募集が今月から始まります。

市民の声を認識頂き、それに対する市の見解も示して頂けるよいチャンスですのでどうぞ確認ください。