プラスチック汚染:NYの小学5年生が学びアクションを行う映画
ニューヨークの小学校で、4年生からの2年間、NPOのプラスチック・フリー特別プログラムを実施。
現場でのリサーチやデータ収集をし、子どもたちが問題を実感し、その後当事者意識をもってコミュニティにプラごみ削減のポスターを貼ったり市議会にも働きかける映画上映の企画があると知り、
プラごみ削減や主権者教育に関心があり参加しました。
Plastic-free | マイクロプラスチック ・ストーリー 〜ぼくらが作る2050年〜 映画公式サイト (microplasticstory.org)
映画のなかでは、例えば、プラスチックはごみ処理や環境汚染に影響があるのみでなく、生産の過程でも工場周辺の人々への健康被害や温暖化に関わっていることを知り、
自分たちの学校のカフェテリアでプラスチックフリーの特別日を設けるアクションを校長、行政へ提案。
実行力や成功体験が、その後生きる上での自信や社会参加に繋がるだろうと思えました。
映画を通してマイクロプラスチックが空気中に浮遊していたりと、海洋汚染にとどまらず私たちがプラスチック汚染に日常的に取り囲まれている事実を認識。一人ひとりが消費行動に少しづつ留意することや、拡大生産者責任の重要性も分かりました。
あわせて、社会をつくっていくにあたり大人は次世代を生きていく子どもの声をもっと真摯に聞くべきで、子どもにも意見表明の手立てがあることの重要性とそのための教育が必要であること、
また、損得勘定とかけ離れたところにいる子どもの声だから大人に与えるインパクトが大きいこともあることを実感。
いろいろな切り口から考えるきかっけを頂けた映画でした。自主上映が各地でなされているようで、ご興味ある方はぜひ鑑賞ください。プラごみ汚染の実態がショッキングですが、アニメーションが随所で用いられていたりいたり子どもが主人公であり見やすく、最後は「自分でできることは何か」と前向きに考えられる映画です。
今後小学3年以上のお子さんがたも鑑賞できるよう、ふりがな付きの字幕準備も進めているようです。