2022年6月補正予算審査:マスク着用、市民図書館市民ギャラリー、移動式授乳室

今週、補正予算審査が終了しましたが、以下について細かく確認しました。

マスクの着用

国の示す着用方針に変更があったものの、市民への周知が足りていない印象です。

しかし、今後夏を迎えるにあたり、そのときどき何が一番のリスクかが変わります。
マスク着用で逆に命の危険が生じる可能性が、皆無ではありません。

◆市では、すでにHPや広報から周知をしていますが、
市の環境基本計画の熱中症予防の施策にあがる、
清掃車のスピーカーを利用した市民への注意喚起の実施の検討を求めました。
市民への幅広い周知は非常に大切との認識であり、
周知の方法は他部署との関係のなかでどのような対応がとれるか検討をするとの答弁でした。

◆とくに、国や都から通知がでており、市からも各校へその旨伝えているものの
児童生徒の運動時、登下校時のマスク着用について外せない子が多い事態は深刻です。
各校の保護者から心配の声も多く寄せられるところ、市のさらなる対応を確認しました。

発達段階によるが、小学校の低学年については場面場面で一定期間外して熱中症対策をするなど
個々に指導をしてほしいとも学校には周知をしている。
また、学校で行事の際など丁寧な対応をしても、長いことマスクの生活に慣れていたり、特性があり外さないお子さんもいる。
これから暑くなるし、普段の生活でも苦しさがあると思われるところ、
その場面場面で外すことを周知しながら熱中症にならないよう対応してゆきたいとの答弁でした。

◆しかし、学校や教員ごと対応にばらつきがあり徹底されていない事態もいまだあります。
教育委員会から学校や校長会を通じて周知をしているが
クラスによりばらつきがないよう改めて周知をするとの答弁でした。

体育・部活のときに教員がマスクを外すよう通知をだした自治体、
運動時でなくとも先生と生徒がマスクを一緒に外す時間を設ける自治体などあるようですので
市で工夫策を考えることを意見しました。

◆また、保護者に対する学校ごとの周知もばらつきがあります。
市から保護者に向けた発信を手紙など通じてすることを求めました。

学校だけではなく、保護者からはなしをすることも大切であるため、検討するとの答弁でした。

今は文科省が指導徹底するよう通知をだし、ちょうど陽性数が下がっており
大人は子どもたちが外せない事態をしょうがないと放置するのではなく
習慣化したマスク着用について見直すチャンスです。

夏場を迎えるにあたり、場合によっては命の危険も生じかねないところ、
いかに事態を改善してゆくか、
真剣に向き合わねばいけません。

子どもの育ちにおおいに影響します。

市民図書館

電子書籍のタイトルが増加します。
電子書籍の利便性を考え取り組みを評価しますが、
紙の読書体験についても引き続き取り組みを大切にし、様々な選択肢を市民に提示するよう求めました。

また、市民協働での文化芸術推進が市民ギャラリーからなされることを期待しています。
インフラがしっかり利活用されるよう、予約法について、3ヶ月より前から可能とすること、
運用法について、官民利用スペースを区切ったりで官民が同時期に利用できるよう改善を求めました。

→市の答弁は、今まで殆ど利用がなかったが、最近市民の利用もでてきている。
あくまで市民ギャラリーなので市民の利用が優先されるとは考えている。
今まで全面でつかっていたが、今後柔軟にひろさも調整しながら多くの方に希望があれば提供できるよう工夫しゆきたいというものでした。

答弁にあったように、市民がギャラリーの利活用をできる環境を整えるよう引き続き注視します。

移動式授乳室

市役所1F、子ども家庭部そばに移動式授乳室が設置されます。
現在2Fに簡易的な授乳スペースがありますが、安心して利用できないとの市民の声があったところ、今回の設置を検討したとのこと。
しかし、室内にコロナ対策で送風機や光触媒機が備え付けられているようであるものの肝心の水場がありません。

私は利用者にとって不便であり、設置するのであれば環境整備をするべきと思うのですが難しいとのこと。まずは室外のインフラについても周知するよう求めました。

学校給食

物価が高騰しています。
今回補正予算で給食の質を保ち保護者負担を軽減するための食材費補助が決まりました。

困窮家庭の夏休み中の食の確保の問題も深刻であり
学校給食に具体策を提案したかったですが、時間切れとなってしまいました。
別の機会を捉えて提案してまいります。