2022年PTA教育懇談会「大人が学ぼう!心と体を大切にして生きるための性(生)教育~思春期編~」に参加しました
昨日は、小中学校PTA協議会による教育懇談会に参加しました。
テーマは「大人が学ぼう!心と体を大切にして生きるための性(生)教育~思春期編~」で、
講師はもう何年も昭島で命のはなしを多くのご家庭に届けようと
ご尽力くださっている、めぶき助産院の近藤智子さんでした。
過去、近藤さんによる子ども向け、親子向け、大人向けの講座を
何度か受講したことがありますが、
近藤さんは毎回講座内容をブラッシュアップなさっており非常に勉強熱心です。
今回についても、以前近藤さんの同じ趣旨の講座を聴講したことがありますが、
(こちら→https://hayashimaiko.seikatsusha.me/blog/2021/08/01/1383/)
その内容がさらに充実したものでした。
端的にいうと、自分も周りの人も大切にして生きるために
欠かせないのが性(生)教育です。
国際スタンダートでは、
子どもたちがよりよく生きるため
幼少時から段階的に科学的に教える包括的性教育が推し進められていますが、
日本では残念ながら性教育というと
今の私たち大人が科学的な知識や人権教育的観点から教えを受けてきていないため躊躇してしまう反応が一般的です。
文科省・内閣府では
「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」を踏まえ、
子どもたちが性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないよう、
全国の学校において「生命の安全教育」を推進することを目指していますがそれでも対応する動きは、まだ鈍い。
ですが、性(生)教育を行った先に
救える命、大切にされる命、豊かに過ごせる人生もあるはず。
そう信じて、
市で予算をつけて、学習指導要領の歯止めに縛られない外部講師を招聘しての性教育をすべきと、
この3年あまり
議会の一般質問、代表質問、予算決算、厚生文教委員会など様々な機会を捉えて
しつこいぐらい性(生)教育を取り上げてきました。
その間、市内小学校3校で外部講師を呼んでの性教育がなされたり、
生理に対する取り組み(高学年女子トイレへのナプキン設置や、生理の際の手当の説明紙の貼り付け)が保護者の要望で積極的に展開されている小学校もあったりと、
学校現場で保護者主体による取り組みもでてきたためか、
答弁も当初と比べて、少しづつ前向きになっていることを実感しています。
議員が質問するだけではなく
保護者の方々のニーズや動きが分かる形であることが重要ですね。
今回、保護者の方々が大切なテーマとして教育懇談会で取り上げてくださり、保護者の皆さんなど学校ご関係者、
市長はじめ教育長、教育委員会ご関係者、
議長や厚生文教委員の皆さんとお話を聞けたこと、
とても嬉しく思います。
今後の昭島市の性(生)教育の前進に繋がるであろうことを
非常に期待しています!
近藤さん、主催のPTAご関係者には
ご多忙ななか様々なご準備の上
私たちに貴重な学びの機会を下さり本当にどうもありがとうございました。