NO YOUTH NO JAPAN能條桃子さんご講演:みなで政治や社会に参加する生活様式の民主主義である「参加型デモクラシー」ある社会を目指して
東京・生活者ネットワーク「新春の集い」に参加。
NO YOUTH NO JAPAN代表理事の能條桃子さんによる「参加型デモクラシーある社会を目指して」の講演と、交流会の内容でした。
能條さんは、大学生時代に友人のお母様が神奈川の生活者ネットワークから出馬なさった際にお手伝いをしたことが政治に関心を持つひとつのきっかけになったが、政治をタブー視する周囲とのギャップがあった。
このギャップがどうしたら埋まるか考えるため、投票率80%のデンマークへ留学。
日本の選挙では有権者はビラを受け取るなど、受け身の行為が多いが、
デンマークでは町中に選挙小屋がつくられ有権者も話す機会があったり
政策討論会が学校体育館等各所で開かれ、政治家にお任せではなく皆で考える仕組みと文化があったこと。
その背景には、民主主義の担い手になってほしいというメッセージが伝わるような仕組みが学校や地域社会にあることをおはなし下さいました。
誰かに任せておくのではなく、
みなで政治や社会に参加する生活様式の民主主義、「参加型デモクラシー」であることが重要で、
そのためには、職場や学校のクラスなど身近なコミュニティから変えられる経験をつくることが大切であり、
それがパブリック(公共)を維持することに繋がるとのこと。
私も非常に共感します。
能條さんが考える今の政治の問題点は、
長期的な視野の欠如と、
声をあげたら変えられると思えない・当事者不在で多様性に欠く意思決定の場であることの不健康・風通しの悪さ。
それに対する、
・日本総研とのYOUTH THINKTANK(U30世代の政治意識調査https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=103035)
・政治の教科書としての著書「Youth Quake」発刊
・ジェンダー平等を目指し、また若者の声を届けるため20-30代の女性議員を増やす取り組み
(FIFTYS PROJECThttps://fiftysproject.com/ )
等についてもおはなしくださいました。
私においては、
長期的な視点を常にもって政策を提案すること、
余裕がない社会ながら、小さく身近な仕組みからでもいかに市民参画・市民協働を促しながら豊かな社会をつくりあげられるかの視点をぶらさず持つこと、
また、様々な世代の声を頂きながら力をあわせてゆきたいと
改めて思えた講演でした。
交流会では、Local Initiative Meeting(https://www.tokyo-np.co.jp/article/219060 )で連帯なさる
世田谷区長 保坂展人さん、杉並区長 岸本聡子さんはじめ
多くの方々からのご挨拶にも非常に元気づけられました。