令和5年度予算審査特別委員会②民生費(ひきこもり支援、障害者の就労支援、高齢者の健康維持、子どもの居場所)
毎年、3月定例会では、次年度の予算審査があります。
会派の人数ごとに質問時間が異なりますが、みらいネットワーク会派は70分の持ち時間。毎回時間が足りず、質問しきれなかったものが残ります。
費目ごと質問内容をご報告させて頂きますが、民生費については以下取り上げをしました。
◆市民の生活状況に関する調査(ひきこもりの実態把握調査)
調査方法については、秋頃までに調査票を設計・送付。
年度末にかけて報告書作成見込み。
15~64歳の3000人の市民を無作為抽出(15~39歳 1500人、 40~64歳 1500人)。
アンケートは郵送だが、回収は郵送方式あるいはインターネット回答を検討。
調査票のなかで、市の取り組みを伝えることを検討、今現在の市の取り組みについても質問予定。
市の現在の支援策としては、令和2年からひきこもりの相談窓口を設置し、リーフレットやHPで周知。
この間30名程度から相談を受け、関係機関と連携しながら伴走型支援を実施。実態把握はしていなかったため、ここで調査をし、次の施策の展開に繋げてゆきたいとのこと。
現在の支援からみえる課題は、即解決が難しいということ。何十年もひきこもる方もいらっしゃり、相談をしたからすぐ外にでれるかというとそうではないと感じている。寄り添ってご本人が希望する社会参加のあり方を継続的に支援する必要がある。
社会参加の支援策については、外にでれる状況であればくらししごとサポートセンターにて就労支援を実施中であり、そうしたところに通って頂きながら社会参加に繋げる。都のひきこもりサポートネットとも連携し、本人の希望する参加のあり方を支援している。
また、相談元について、相談者30人中本人からは3人、残りは親族や親。親族ともはなしをしながら本人がどうすれば社会参加に繋げられるか引き続き支援していくとのこと。
今回の実態把握をもって、更なる支援策に繋がるよう注視してまいります。
◆障害者就労支援事業費
就労先を開拓する地域開拓支援コーディネーター設置事業の事業概要を確認。
就労支援と生活支援のコーディネーターを配置していたところ、
次年度より個人に着目した支援と別に就労希望者を積極的に掘り起こし、企業側にも障害者雇用に積極的にあたっていくための開拓コーディネーターを1名配置。
◆高齢者各種教室事業費
健康維持策として重要な取り組みであり、
コロナ禍での実施状況、現状希望者全員受講できているかの確認。
◆子ども子育て支援事業計画推進事業費
計画策定に向けたニーズ調査やヒアリング調査の実施有無の確認。
前回同様、様々なところから声を聴取するとのことでしたが、それがしっかり計画に反映されるよう意見しました。
また、子どもの居場所が足りておらず、プレーパークや移動児童センターについて市の考えを確認。
移動児童館は他市状況も調査して研究、
プレーパークは設置の方法や実施主体について他市の状況を調査してゆくとのこと。
市長からも自ら何をしようと考える経験は重要とのご答弁がありましたが、今回の計画策定を、子どもの居場所や遊びについて改めて考えるきっかけにもするべきです。