2023年6月2日厚生文教委員協議会 ②教育委員会関連(学級編成の状況、学校適正規模適正配置等審議会委員(昭島駅北口開発関連)、教科用図書採択、アキシマエンシス指定管理者募集、図書館を使った調べる学習コンクール)

昨日開催された厚生文教委員協議会の保健福祉関連の議題に続けて、
教育委員会関連について報告します。


令和5年度昭島市立小中学校学級編成の状況
◆特別支援教室について、全校配置され数年たつため、経年変化を確認。

また、特別支援教室と特別支援学級について、小学校と中学校の在学者数を比較すると
中学校で私立都立特別支援学校等に進学するお子さんの数を差し引いても在学者数が減少しているため
進学にあたってお子さんの困り感が解消されたため在学でなくなったのか質問。
小6の早い段階で入室の判定会があり希望を聞いており、中学校も見学にきて連携をしているため、
困り感が解消された上での在学者数であることを確認しました。

日本の「インクルーシブ」については国連からの勧告もあり、
今後どのようにインクルーシブを捉え実現していくかの課題はありますが、
一方、困り感があるお子さんは必要な支援に繋がるよう意見しました。

◆また、他の委員さんが、先生の不足について確認。

答弁は、小学校、中学校とも生徒数が増え、学級数もそれぞれ4学級増加したことに伴い、東小に配置ができていないことに加え、
育児休暇の代替教員が見つけられない学校1校、
5月30日時点で病気休暇の教員が1校あるとのこと。
深刻な状況です。

人事は都教育委員会の管轄であり、
5月26日に都の人事部が教育長に地区訪問をした際に、教育長からしっかりとした対応を要望。
それ以外に、市ができることとして、
時間講師の配置(ただし、担任でなくては対応できない部分は副校長や他学級が対応)や、
欠員があった場合に都が認める「エデュケーション・アシスタント」を市のHPから募集する等の
対応をとっているそうです。
https://www.city.akishima.lg.jp/s114/010/010/010/060/20230501213215.html

働き方改革、必要なサポート役の配置など、先生方の働く環境整備は市が取り組めます。
こうした対応も、欠員対応とあわせて両輪で進める必要があります。

学校適正規模適正配置等審議会委員委嘱

昭島駅北口エリアが学区未設定区域でしたが、マンション開発計画に伴い、通学区域について審議がなされます。

もくせいの杜界隈も今後人口増が考えられるため、そちらも踏まえた検討がなされるのか確認をしたところ、
昭島駅北口を対象としているものの、審議会でそうした提案がでれば審議するとのこと。

私自身は、全域をみて学区編成を検討する必要があると考えますが、そうした視点も持たれることを期待します。

令和6年度昭島市立学校で使用する教科用図書の採択
教科用図書の展示が、
〇昭島市役所 2階行政資料コーナー(5月23日~6月15日まで)
〇昭島市民図書館 1階貸出カウンター前(5月23日~6月22日まで(蔵書点検期間の6月12日~16日を除く))でなされています。

意見箱を設置し、市民意見を募集。
その意見も踏まえて、8月の定例教育委員会において採択が実施されます。

上記2か所にお立ち寄りの際にはぜひご覧ください。

教育福祉総合センター指定管理者の募集
令和6年4月1日~11年3月31日までの指定期間で、
昭島市教育福祉総合センター(アキシマエンシス)、昭島市民図書館(分館・分室・もくせい号含む)両施設における指定管理者の募集がなされます。

貸し室について、登録団体であっても企画ごとに有料か有料でないかの判断が
まちまちであったり他の公共施設より使いづらいという意見をこの数か月で何件か頂いていたため、
指定管理者が独自にルールを定め運用しているのか確認。

市のルールを踏まえた運用とのことですが、アキシマエンシスの貸し室は違うのかと混乱する市民も実際にいます。
他施設のように市民団体が使いやすいよう運用をして頂きたいこと意見しました。

「図書館を使った調べる学習コンクール」地域コンクールの開催
児童生徒が課題を発見し、自ら考え、判断し、表現する力を育み、
その活動を進める中で、学校図書館、公共図書館における調べ方を体得し、有効に活用する力を養うことを目的として開催される全国規模のコンクールがありますが、
本年昭島市で地域コンクールが開催され、こちらでの上位作品が全国コンクールに推薦されます。

作品づくりの支援としては、
〇調べ方講座 キミも「調べものマスター」になろう!開催
〇レファレンスサービス「調べる学習お助け隊」開催(夏休み期間中)
〇「出張調べる学習お助け隊」開催(夏休み前に希望する学校対象)
〇参考図書の収集、設置等
を実施予定。

図書館の児童担当職員が対応するようですが、
充分なスキルを持った職員の方により、学校とも連携して
図書館という社会資源を活かした探求学習が展開されること非常に期待しています。