第一回「あつぎ気候市民会議」を傍聴しました
◆会議の主催は、「あつぎ市民発電所」と厚木市。
・厚木市の市民協働提案事業200万円
・ラッシュジャパン(合)助成金200万円
・(独)地球環境基金助成金200万円
の資金をもとに、
環境政策対話研究所 連携、
地球環境戦略研究機関・IGES、神奈川県環境科学センター 協力の体制で実施されていました。
参加の裾野を拡げる取り組みのなかでは
市の各種広報媒体、出前講座実施、生活クラブ関係者等通じて
約40人の市民による実行委員会が集まり、
それら実行委員会へのアドバイザー、専門家・情報提供者もいる状態で
取り組み開始したそうです。
海外2事例と、
札幌市、川崎市、所沢市、武蔵野市の国内4自治体の前例を参考に、
厚木市ではどのような形で実施するか検討。
https://cdn.goope.jp/61503/230424225017-64468919e8bdb.pdf
(その他、企画設計の詳細は、こちら→
https://inst-dep.com/info/5104237 )
今回は住民基本台帳から無作為抽出で選ばれた16~74歳の約3000人に参加呼びかけを行い、
うち430人から回答、
そのなかの80人からの参加希望があったところ、
参加希望者の年代、地区、男女を考慮して厚木市民の縮図になるような52人が選定され、
昨日はその方々が7-8人(メインファシリテーター、サブファシリテーター含む)1テーブルの
会場セッティングがなされていました。
◆第一回会議の進行は、
冒頭アイスブレイクのあと、
江守正多さんによる気候変動問題の全体像、
渡部厚志さんによる私たちの暮らしと温室効果ガスについてのレクチャーを踏まえ、
約30分X3回のワークショップを行い
最後グループごとの発表を行っていましたが
ワークショップ中、各テーブルでは、様々な年齢、バックグラウンドの方々が
活発に意見交換している様子が非常に印象的でした。
発表も、自分事に落とし込んで様々な意見がでたことが伺われる内容でした。
◆今後昨日の会議をかわぎりに、単年度という時間軸のなかでは
全6回の会議を経て
脱炭素市民アクションプランを作成。
厚木市公式プランとして受け入れ頂くことをゴールとしており、
途中の会議のなかで、その後についても皆と検討を深めていくとのこと。
自治にも繋がればとのお考えも主催側にあるようですが、
今回の会議のなかで参加者一人ひとりにどう変化や繋がりができ、
最終的には厚木市の気候変動対策・自治の面でどのような変化をもたらすのか、非常に期待してしまいます。
昭島市近隣では、武蔵野市、日野市、多摩市で取り組みがあるようですが、
それら自治体ではどのような検討をし実施にいたったのかも情報収集してゆきたい。