2023年8月 建設環境委員協議会(GLP昭島プロジェクトに関連する交通量調査結果、玉川上水南側地区の地区計画策定に関する懇談会の開催状況等 他)

本日は、建設環境委員協議会がありました。

GLP昭島プロジェクトに関連した議題が2つありました。

◆昭島駅北側地域等交通量調査の結果報告について
本年4月16日、17日に市内19交差点にて実施、車両の滞留状況が測定されました。
調査結果については、本日の建設環境委員協議会での取り上げを経て、市のHPからも公表されました。
https://www.city.akishima.lg.jp/s082/010/010/001/20230815120415.html

主な質疑は以下の通りです。
・雨の日の交通量が多いと思われるが、雨の日の測定調査予定はない。
・今回の調査について、主たる目的は、道路管理者としての現状把握。
今後の交通量の変化については、GLPの計画概要説明会では、全体の交通量5,800台、ルート、ルートの配分率まで示された。従業員のシャトルバス、最終的なルートごとの交通量が明かになっていないのでなんともいえない。
・GLPとの協議については、市民向けの説明会と同様の説明を受けたところ(道路管理者だけではなく、交通管理者も含め、説明を受けている状況)。
・交通については大きな問題と考えているが、公道である以上、通ってはいけないという強制力はない。昨年、要請書をGLPに出しており、継続協議をする。なお、要請書に対する回答はなく、今はルートの設定・配分率を事業者が検討中。ルートごとの交通量が固まってからが、次のステップと考えている。

◆玉川上水南側地区の地区計画策定に関する懇談会の開催状況等について
両日で264名参加。
意見書は7月20日から8月7日までのあいだで196件の提出がありました。
また、動画配信は、7月23日(金)から8月15日現在で視聴回数200回。
懇談会の主な意見・質疑が添付資料で示され、現在意見書については、8月中に目途にとりまとめており、HPで公表予定。

主な質疑は以下の通りです。
・懇談会の開催法について、市役所ホールに入れずロビーにいた人向けの音声が小さかった件、また中に入って直接意見をいいたい市民がいた件については次回以降対応検討。
美堀町等で懇談会回数を増やす検討については、説明会場所・回数は今後検討。
・より周知徹底し、多くの人に参加してもらえるよう努める。
・都市計画部のみでなく、環境部や理事者が出席していない理由について、職員が理事者に代わり対応。
・GLPとは、市の要請書の実現ということで協議しており、まちづくりについて理解頂いた上で計画して頂いている。要請書に対しての書面回答は求めておらず、様々な協議を重ねるなかで実現してほしいが、そのひとつとして土地利用計画の変更が生じた。18日の事業者の計画概要説明会では、土地利用についてはかなり改善されたという意見もでていたが、交通はまだ検討が必要。生物多様性や環境への影響は、環境評価書案のなかでどう対策するかみていく。
・地区計画の懇談会のなかで市の考えをだしているが、地権者の合意あってだした内容。ただし、そのまま地区計画として決めるのではなく、市民に意見を聞くために懇談会を開いた。
・東西道路については、開発計画になり、地区計画だけでは解決しない。物流施設ができなくとも、はなみずき通り1本だけでは負担がかかる。
・玉川上水沿いの建物高さについては、都に確認をしたところ、樹木高さは絶対の高さではないとのこと。そのため、懇談会資料P33にあるようなイメージ図を示した。

*****
以上、建設環境委員協議会の質疑を聞き、
現在の事業者が示す土地利用計画が市のまちづくりに沿っているという認識であるのか気に掛かりました。

8月31日からの9月議会では、一般質問や決算審査特別委員会がありますが、どのような機会にどのような角度から同開発について取り上げをできるか、
7月の市の地区計画に係る懇談会、先週の事業者による計画概要説明会、本日の建設環境委員協議会の質疑で得られた情報を整理して、考えてゆきたいと思います。