18歳、20歳を迎えられた皆さんへ

本日は、「はたちのつどい」開催にあわせて、みらいネットワーク会派として青山秀雄議員と駅頭遊説。

その後、「はたちのづとい」午後の部には、市議会厚生文教委員会委員として参列させて頂きました。

本年18歳、20歳を迎えられる皆さん、誠におめでとうございます。
これまで周りで成長を支えられた方々にも敬意を表し、心からお喜び申し上げます。
平たんな道のりばかりではないかもしれませんが、皆さんを支えてくれる方はこれまでもこれからも必ずいるはずです。

成人すると、権利と自由の幅が拡がりますが、それらはただ待っていれば与えられるものではありません。
他者の権利と自由も尊重する必要があります。
また、長い目でみても誰もが安心して過ごせる社会をつくりあげる努力を、皆で欠かさずすることで初めて得られます。

この際、政治参加も非常に重要です。
政治参加には様々な手段がありますが、すでにある仕組みで、充分に活かしきれていないものもあります。

例えば、昭島市の最近の投票率をみると、先の都議会議員選挙は38.18%、昭島市長選挙及び昭島市議会議員補欠選挙は33.93%、本年の地方統一選挙は45.54%でした。半数にも及びません。
しかし、皆さん自身が暮らしたい社会や未来を実現するのに有効で最も身近な政治参加の手段として、ぜひ投票する権利は活かして下さい。
その結果が、自分たちの暮らしにもそのままはねかえってくるためです。

自分たちが社会を変える主権者であるとの主権者教育がだんだんと意識されてきてはいますが、
いまなお、政治・宗教のはなしはタブー視すらされる風潮があります。

人目憚らず政治についてはなしをしたり様々な立場から建設的な議論をしづらい状況は
社会として成熟しきっておらず、
それはいまあるこのような状況をつくってきた私たち大人の責任でもあります。

しかし、皆さんが政治から距離を置こうとしても、生きている間、暮らしと政治は切っても切り離せません。
政治に期待すること、失望することがあるかもしれませんが、
主権者としてあきらめずに関心を持ち続け、一人ひとりが政治の主役なんだと政治を決して手放さないでください。

また、私たちみらいネットワーク会派では、子ども・若者の参加をかねてから訴えていますが、
皆さんが考える政治参加の希望についてもぜひご意見を下さい。
皆さんの声を聞きながら今後のよりよい政策をともに考え実現に向けて力を尽くします。

政治参加の他にもう一点お伝えしたいことがあります。
まさかの1月1日に発生した能登半島地震においては、尊い命やこれまで積み上げてきた暮らしが突如奪われました。
亡くなられた方々とご遺族の皆様にお悔やみ申し上げるとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
当たり前の日常が急に足元から崩れ去る可能性と、常に裏表にあることをまざまざと実感せざるをえません。

紛争、地球沸騰化など世界規模の課題も山積しており、競争ではなく協働で、その解決に当たらねばならない時代でもあります。

1日1日を大切にして過ごして頂きたい、
その際人との繋がりや対話を通じて豊かで強い社会をつくり
その後のご自身の人生の財産にもして頂きたい。
これは若者の皆さんに限らず、誰にでもいえることです。

最後になりますが、今後のお一人ひとりのご希望に向けたチャレンジに
大きなものでも小さなものであってもぜひ一歩踏み出してください。
そうした多様なチャレンジに溢れ活気に満ちたなかで、皆さんとともにこれからどのように個性や彩りある社会を創り上げていけるか非常に楽しみにしています。