GLP昭島プロジェクト:東京都環境影響評価条例での評価書案が公示されています
「GLP昭島プロジェクトについて、東京都環境影響評価条例に基づき、環境影響評価書案が公示され、公示の日から30日間縦覧されます。具体的には、環境影響評価書案の縦覧・閲覧を実施し、環境保全の見地からの意見募集も行います。また、条例に基づき事業者による地元説明会も行われます。」
(以上、昭島市HPよりhttps://www.city.akishima.lg.jp/s069/010/010/010/20220927100551.html
こちらに、縦覧・閲覧・貸出法や、意見提出法等詳細が掲載されています。)
【1月30日:東京都環境影響評価審議会】
1月30日から評価書案の縦覧・閲覧・貸出が開始(2月28日まで)
東京都環境局のHP上からも参照できます。
「GLP昭島プロジェクト」環境影響評価書案|東京都環境局 (tokyo.lg.jp)。
1月30日には、東京都環境影響評価審議会で評価書案が諮問され、オンラインで傍聴しました。
事業者による説明後の質疑では、委員から
○水生生物の相の変化を捉えるための水質調査の必要性
○東西道路による環境や生き物への影響の懸念や平面構造にした経緯の確認
○ゴルフ場が建屋になることでの生物多様性への影響
○安全につかえる歩道と敏感な微生物への憂慮を同時に実現しようとすることにそもそも矛盾があることへの指摘
○GLP以外にも、昭島特定目的会社、昭島1ロジスティック特定目的会社などあるがどの企業が責任をもち事業運営まであたるかの確認
○温暖化対策
等、重要な指摘がでましたが、オンラインでは事業者説明の聞き取りが困難でした。
会議録の早期公開を求めているところです。
【2月18日(日)・19日(月):市民向け説明会】
いずれも19時~20時30分までFOSTERホールにて開催されます。
私たちの住環境・市の自然環境が大きく変わる開発計画です。
まだ諦めるのは早い!
直接事業者の説明を聴く貴重なこの機会、ぜひ説明会にお運びください。
【2月28日まで図書縦覧・閲覧・貸出可能。
意見だしは3月14日まで!】
東京都環境アセスメント上で最後の都民意見をだせる重要な局面を迎えています。
意見は3月14日まで提出できますが、評価書案が3部構成で非常に大部。
先日は、市民団体が環境アセスメントに関わられていた方を講師とする、環境アセスメント勉強会を実施なさっており、
見学させて頂きました。
●自分の知識・興味のある分野に限定して読み込むとよい。複数人で協働作業すると取り組みやすい。
●11章構成からなるが、とくに重要なのは9ページからなる「第7章 環境影響評価の項目」。
事業により影響を受ける環境項目の判断が正しいか、予測評価を行わないとする理由は妥当かの視点から読み込む。
●その他、
○49ページからなる「第6章 対象事業の目的及び内容」では、予測評価項目を正しく剪定するための詳細な事業計画が示されているか
○ページ数が多くなりますが「第8章 環境に及ぼす影響の内容及び程度並びにその評価」では、
・現地調査及び予測は正しく行われているか
・予測結果に対して十分かつ適切な環境保全措置を講じているか
・評価の基準は妥当か
の視点からチェックする。
どのような意見でも、まずは提出することが重要とのこと!
今後も複数市民団体により、パブリックコメントに関するワークショップ等開催されるそうです。
私も、市民の方々と評価書案について情報交換をしながら意見書提出の準備に取り組みますが、
例えば、「生物・生態系」の評価項目は、
昭島市環境基本計画の「ノーネットロス」に基づく生物多様性への負担を“実質ゼロ”と する目標設定と真っ向から相反し、大きな違和感があります。
※ ノーネットロスは、国連の生物多様性条約事務局が発表し30 年までに生物多様性の損失を実質ゼロにする「ノーネッ トロス」、50 年までに 20%以上向上させるという目標。
引き続き、自身も読み進めます。