不登校支援について八王子市教育委員会を視察しました

生活者ネットワークの多摩南エリアの視察に同伴し、八王子市教育委員会に
○不登校支援
○学校サポーター制度
についてはなしを伺ってきました。

◆市では、2023年~2027年度対象で、
市立小・中・義務教育学校における不登校総合対策「つながるプラン」を策定・実施。
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/contents/shigikai_1/gikainokatudou/iinnkai/bunnkyoukeuizai/p032425_d/fil/tsunagarupuran-2.pdf

この5年間で専門的な指導・相談等を受けていない不登校児童・生徒と
中学校卒業後に希望進路をもつ生徒の進路未決定者をゼロにすることを達成目標に、
○魅力ある学校づくり
○支援ニーズの早期把握と組織的対応
○多様な教育機会・居場所の確保
○社会的自立をめざした中・長期的支援
を目指しています。

不登校特例校・高尾山学園、教育支援センター、オンライン教育支援センター、中学校夜間学級、児童館、図書館、給食センター等公的機関、
フリースクール等民間施設と連携し
様々な居場所の選択肢を確保。

そこに登校支援コーディネーターやスクールソーシャルワーカーなどの人材も支援にあたります。
地域でまるごと支援にあたる描きが素晴らしかった。

◆学校サポーター制度は、学級担任と一緒にクラス内の特別な支援を必要とする児童・生徒をサポートする有償ボランティアです。
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/kyoiku/003/003/006/p020454.html
この制度の特徴は、
○年2回ある研修のうち、1回を必ず受講すること
○学校サポーター育成講座として初級・中級・上級の講座を設けていること
です。

安心して支援にあたり、
支援がより現場に役立つようなスキルアップの機会を設けていることは重要です。

子どもたちに寄り添いながら多様なニーズにこたえるための仕組みづくりが
いずれも大変参考になりました。

不登校支援、現場で支援にあたる方の研修については議会で取り上げてきましたが、
八王子市の取り組みも参考に引き続き重要課題として提言してまいります。