昭島市食育シンポジウムに参加しました。

昭島市の食育シンポジウムに参加。
テーマは「和食~伝統的な食分かの継承を考える~」で、
・「『和食』の可能性と食育活動の役割」について一般社団法人和食文化国民会議常任理事 横田功さんからの基調講演
・拝島第一小学校第5学年の「ライスプロジェクト」の取り組みのオンライン発表
の内容でした。

◆基調講演では、
ユネスコ無形文化遺産登録され和食は、料理そのものに限定せず自然などその背景も含め価値あるものであるとする意義、
しかし、和食文化を継承することが核家族化や時間においかけられる社会状況で困難になっている現状、
だからこそ学校給食の役割がより重要になっていること。

食の欧米化が進むなかにも、
味覚の形成時期に和食を美味しいと感じる味覚を育てることは
将来的に生活習慣病などの健康リスクを回避し、
高齢化が進む社会状況で健康寿命の増進にも繋がることなどおはなし下さいました。

◆続く、拝島第1小学校5年生から「米作りから学んだこと~農家の将来と私たちにできること~」について発表がありました。
総合で米作り、社会科で食生産について学び、地域でも実際に米作りを体験して分かったこと、調べたことを発表。
米作りにおいて14の工程を体験したり
米農家の減少、米の消費量の減少、食品ロスなどについて調べ、
その結果、食や生産者への感謝を感じたとのこと。
地域の協力も得ながら、生きた食育の経験をしたことが伝わってきました。

横田さんからの講評では、今回の経験が大きな財産になったに違いないこと、
安全保障の観点からも食の自給率をあげる必要があること、
米粉等活用する動きもあることなどおはなしがありました。

昨年に続き、基調講演からは食についての学びを得られ、
市内児童の学びの成果も分かりと非常に意義あるシンポジウムでした。
ぜひ今後も継続実施頂きたい。

◆なお、市役所市民ホールで学校給食課がパネル展示も実施。
クイズ形式のパネルもあり興味をもって学べました。