2024年9月厚生文教委員会:マイナ保険証関連の条例改正と陳情審査、FOSTERホール・公民館休館、あいぽっく地下駐車場改修等
昨日は厚生文教委員委員会・協議会。
委員会では、
マイナ保険証に関連した
①条例改正
②陳情(国に対し、当面の間現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書の提出を求める陳情)
の審査がありました。
①については、
そもそも論で本来任意申請であるはずのマイナンバーカードの所持を前提とする
マイナンバーカードと健康保険証の一体化の方針に反対であり、
また、国民皆保険制度では、誰もがもれなく安心して受けられる医療体制の保障が必要ですが、
マイナ保険証では懸念が多く残る状況と捉えています。
従って、条例改正にも反対しました。
②については、
・市内のマイナンバーカード取得率、マイナ保険証利用率を質問したところ、
それぞれ直近で72%(8万2503人)、9.96%(国保の被保険者の利用率)。
取得率は高いですが、利用率は低い状況。
健康保険証廃止に伴う省令改正で国で5~6月に実施されたパブリックコメントの意見数は53,028件であり、主には反対意見であったと報じられています。
まだ国民には懸念が多く残る状態と捉えています。
・また、市内の医療機関でオンライン資格確認等のトラブルが生じているか確認。
保険の負担割合の誤りや、マイナンバーカードが有効期限切れであるなど多少なりともトラブルが生じているとのこと。
現場で混乱が生じ、万が一にも必要な医療が受けられなくなるような制度は本末転倒です。
・保険者である市が、新制度に対応するための負担を質問。
いまより負担が軽減する部分もあるものの、情報を紐付け登録する確認、資格確認の交付等々新たな事務負担が生じるとのこと。
国民の懸念が残り、医療現場で混乱が生じ、保険者にも負担が生じる状態はあってはならず、
陳情は採択としたかったものの、多数決で不採択となりました。
なお、昭島市では「国民健康保険だより」を全戸配布していますが、
市民に対してはそのなかでマイナ保険証について述べているとのこと。
確認しましたが、直近では、以下の周知をしているようです。
マイナ保険証利用推奨の立場からの周知ではありますが、
オレンジの四角囲み等ご参照ください。
https://www.city.akishima.lg.jp/s054/040/010/010/020/20201030092444.html
委員会終了後は、続けて厚生文教委員協議会。
議題は、以下の通り。
①あいぽっく地下駐車場の改修
②令和5年度アキシマエンシス及び昭島市民図書館の管理に関する指定管理者モニタリング・評価報告
③FOSERホール(昭島市民会館)及び公民館の休館
①については、
地下駐車場の改修に伴い、公共施設のなかで唯一PFASを含む泡消化剤が設置されていた
あいぽっく地下駐車場の該当消化剤も交換されます。
②については、
毎年あがってくるモニタリング・評価報告ですが、
遅延が理由で評価が低くなっている項目がいくつかあるため人員が充足しているのか確認。
③については、
広報あきしま10月1日号等で周知されますが、
来年(2025年)10月~2026年11月末までの予定で
空調設備等の各種機器の更新にかかる改修工事を実施します。
(その後、FOSTERホールについてのみ休館期間が
令和8年1月13日~11月末までと変更しています。
また、制限付使用可能期間は令和7年10月~令和8年1月12日(FOSTERホールの楽屋及びリハーサル室は事務所となり使用できず)となりました。
公民館の休館期間は、変更ありません。)
休館中の仮事務所はFOSTERホール内のリハーサル室。
施設予約の受付、自主市民事業のチケットの販売、公民館の出前講座等業務が継続されます。
FOSTERホールに代替するような市内公共施設はエンシス体育館などが考えられるとのこと。
また、社会教育法第20条では公民館は住民の生活文化の振興や社会福祉の増進に寄与することを目的とされており、非常に重要な公共施設と捉えています。
公民館自主講座等例年通り開催することを確認しました。
さらに、今回改修にあわせて断熱に取り組むか質問。
体躯工事ではないため対象とならないとのことですが、
今後公共施設の改修で体躯を伴う工事の際には長期的視点にたち断熱を検討頂きたいこと意見しました。