2025年9月決算審査特別委員会:衛生費・農林費(若年妊娠、ユースクリニック、HPVワクチン、PFAS、地球温暖化、ごみ収集、水田保全)
続けて、衛生費・農林費について報告です。
◆若年妊娠とユースクリニック
ハイリスク親支援、特定妊婦、にんしんSOS事業それぞれについて質問したのち、
若年妊娠について質問。
過去、国の「子ども政策の推進に係る有識者会議」における特定非営利活動法人ピッコラーレからの情報提供によると、
心中以外の虐待死事例における若年妊娠の平均割合は顕著に高く
安心で安全で妊婦が今後の方針を落ち着いて考えることができる居場所が必要と分析しており、
社会で仕組みを整える必要があります。
常に場を開くことはハードルが高いですが、
まずは妊娠の一歩手前から若年が集い相談できるユースクリニックを助産師などと連携し、
不定期でも試行できないか質問しました。
◆HPVワクチンのリスクの周知
国の「HPVワクチンの安全性に関するフォローアップ研究」によれば、
ワクチン接種再開後2022年4月以降2024年12月までに
症状を呈した新規受診患者数は545人おり、余談を許しません。
9価ワクチンの添付文書では
「ワクチン接種後に、注射部位に限局しない激しい疼痛、し びれ、脱力等があらわれ、長期間症状が持続する例が報告されている」との記述や、
アナフィラキシー以外に
ギラン・バレー症候群、血小板減少性紫斑病、急性散在性脳髄膜炎など自己免疫疾患があらわれる可能性についても記載されています。
リスクについてもしっかり周知することを求めました。
◆PFASの水質調査
PFASは環境中にあるといわれていますが、
すでに着手している水質調査については調査箇所の拡充が必要とかねてから訴えています。
○市が予防原則を重視しているか
○汚染実態の未解明が市民不安に繋がっていないか
○市が答弁する「正確な情報提供」とは何か
質問。
市長ご答弁で、現在の都による年4カ所の調査をさらに拡充するよう都に求める考えがあることが分かりました。
血液検査結果を不安におもう市民からご意見を頂くなかで
本来は市主体での水質調査拡充を求めたいところですが、
都調査のスキームの活用含め、調査箇所の拡充は引き続き求めてまいります。
◆地球温暖化
昨年の事業概要と
温室効果ガス排出量・再エネ導入の2030年目標に対する今後の取り組みを質問。
温暖化の影響が深刻になるなかで確実な取り組みをお願いしたい。
◆ごみ収集
カラスなど生き物によるごみの散乱についての周知と
ごみ収集員の熱中症対策について質問。
ご対応頂いていることが分かりましたが、
引き続きさらなる課題解決に向けてお取り組み頂きたい。
◆水田保全
市内の稲・麦類作付け延べ面積は、
平成28年6.3ヘクタールから
令和5年4.3ヘクタールに減少していることが分かりました。
水田は、良好な景観維持、生き物保全、地下水保全や洪水防止機能など
様々な点において社会に残すべきものであり、
親子水田農業体験教室などの取り組みから保全に向けた関わりをして頂きたい。