まちづくり条例に関する拡大市民学習会:「まちづくり条例の基本と望ましい姿」

昭島市まちづくり条例(素案)のパブリックコメントが始まっています。

(意見募集の期限は1月23日(金)。
素案や意見だしの詳細は以下URLをご参照ください。
https://www.city.akishima.lg.jp/s095/010/020/010/010/20251202161530.html 

パブコメにあたり、昭島巨大物流センタ-を考える会・シミュレ-ション製作委員会等からなる実行委員による
複数回の拡大市民学習会が開催されるとのこと。

昨日は、「まちづくり条例の基本と望ましい姿」のタイトルで、
NPO地域づくり工房代表理事、自治体問題研究所理事の傘木宏夫さんがおはなしくださいました。

◆「まちづくり」の定義
昭島の場合は「第一に、土地の利用に関すること、
第二に、建築物等の利用(用途)や規模、デザインに関すること、
第三に、道路、公園、河川等の公共施設の配置や規模、デザインに関すること」という、
野口和雄さんの定義に準じていると捉えられる。

◆まちづくり条例の性格と種類
○都市計画法や建築基準法ではカバーしきれない地域特性に応じたルール形成を目的とし、
地方自治の本旨に基づき自ら考えて条例を制定する。

○昭島の場合は、都市計画法の「個別的委任」(個別法を根拠として制定する条例)、
また、「実体型条例」(勧告や公表、工事停止命令などの強い法定拘束力を持たせることが可能)と
捉えられる。

○まちづくり条例には
基本条例、安全、環境・景観、福祉・健康、住民参加型、人権尊重、
文化・スポーツ、男女共同参画、食育、産業、歩ける・自転車活用など様々な分野に及ぶが、
昭島の場合は、都市計画法に基づく、都市計画・土地利用関係の条例。

◆昭島市まちづくり条例(素案)について確認点
○制定タイミングについて
○昭島市都市計画マスタープラン「まちづくりの目標」との整合と
点検・評価の仕組み、市民参加のありかた
についておはなし頂いた上で、
素案の条文を順次説明してくださいました。

市民参加をどう保障し、実効性を持たせるかという視点からの
確認ポイントがよく分かりました。

◆今後の学習会ですが、
○1月10日(土)14時~16時 アキシマエンシス202~205
テーマ:「他市のまちづくり条例の事例研究(1)」
講師:日野DC市民の会 伊瀬洋明さん他

○1月17日(土)14時~16時 アキシマエンシス302~304
テーマ:「他市のまちづくり条例の事例研究(2)」
講師:東京の水連絡会 苗村洋子さん他

○1月18日(日)13時~15時 アキシマエンシス理科室
テーマ:「パブコメ・市長への手紙を書くためのワ-クショップ」

と続くそうです。

私は生憎1月17日しか参加ができなさそうですが、
私たちが日々暮らすまちを
市民も当事者として参加しながらよりよくつくりあげることに関わる条例。

一人でも多くの方が関心をよせご参加くださいますように。