2025/10/15-17厚生文教委員会視察③北海道帯広市の「ひろびろチョイス」

北海道帯広市では、不登校児童生徒に対するオンラインでの居場所と学びの提供「ひろびろチョイス」のお取り組みを伺いました。

帯広市の教育支援センターの立地上
不登校児童生徒全員が支援を受けることが難しい実情があるなかで、
自宅でも要件を満たせば
〇出席扱い
〇評価の対象
となるよう教育委員会がガイドラインをつくりつつ、
GIGAスクールも契機に開設されたのが「ひろびろチョイス」です。

この制度は全家庭にパンフレット配布やメール送付で周知されており、
昨年度の登録は126名。

他の実施自治体では外部委託が多いなかで帯広市は直営であり、
地域のフリースクールとプログラムの一部を連携したり
子どもたちとの交流のなかでよりよい実施を模索するなどなさっているとのこと。

◆最終的には学校復帰を目的としつつ、
3つのC(choice(選べる)、connect(繋がる)、cheer(応援する))をコンセプトに
1日3校時(10~14:15にログイン、1校時45分)開設、
以下にあげられるようなコンテンツが準備されており
子どもたちが自分で選ぶことを大切にしていました。

〇ひとりスペース
テスト勉強、スクラッチ、希望者は利用額自己負担でのスタディサプリ等々、一人でじっくり学ぶ。

〇わいわいスペース
「ビスケット」なるものを活用し複数人で学ぶ。

〇かいけつスペース
分からないことを解決する。

〇電子図書館

〇帯広教育研究所
音楽などのコンテンツ

〇そうだんルーム

〇ボードゲームスペース 等々

◆ほかにも、曜日によって実施される
「クラブチョイス」では体験活動ができたり
月1度、希望保護者も参加でき様々なひとに会う「遠足チョイス」、
教育指導主事が得意分野を活かして利用者に関わる「わくわくトークチョイス」など
多様なプログラムが展開されていました。

◆一人ひとりの学びの支援の難しさを解決するためメンターを導入し、
希望者には週1回30分程度、オンラインでの個別相談も実施しているとのこと。

家庭にしっかり繋がり伴走し、
オンライン以外にもリアルで繋がる体験活動含めた様々な選択肢を「ひろびろチョイス」のなかで提供できるよう
模索なさっているお姿が印象的でした。

昭島市でも同様の取り組みにぜひ着手頂きたいと、2025年12月に不登校施策の質問のなかで取り上げました。

※なお、「ひろびろチョイス」の他には、
●特別支援きょうういくなど各分野の専門家による研修
●教育支援センター
●市内各校における校内支援センター
●スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、心の相談員を配置し
児童生徒と保護者に周知
●新たな不登校をうまないため幼保小中連携を進めつつ、
子どもたちの自治意識を醸成するための「子どもサミット」の実施
などの不登校支援をなさっていました。