厚生文教委員会(新型コロナワクチンに係る陳情審査 他)

本日は、厚生文教委員会および厚生文教委員協議会が開催されました。
◆厚生文教委員会では、「未成年者への新型コロナワクチン接種について保護者への情報提供及び新型コロナワクチン接種の有無からの差別をしないことを求める陳情」について審査なされました。

10代のワクチン接種率は高いものの、身近にはこれでよいのかと迷いながら接種した方が多い状況でした。

今後、3回目接種や接種対象年齢引き下げがあり、一層の丁寧な情報提供は欠かせません。

そもそも、ファイザー製ワクチンの添付文書に「本剤は、本邦で特例承認されたものであり、承認時におい て長期安定性等に係る情報は限られているため、製造販売後も引き続き情報を収集中である」と記載の通り、長期的な影響については誰も確たることが分からないというのが事実です。

こうしたことを踏まえ、リスクとベネフィット双方について、少なくとも国の公表する情報は常に市民に行き渡るようにし、接種の判断の助けとすべきです。

また、本年5月・10月に日弁連が実施した「新型コロナウイルスワクチン予防接種に係る人権・差別問題ホットライン」には、ワクチン未接種が原因で、職場や学校などで不利益な取り扱いを受けたとの相談が多く寄せられました。先月、神奈川弁護士会や兵庫県弁護士会など差別を許さない、あるいは副反応について十分な情報の公表を求める声明をだしたところです。

予防接種法及び検疫法の一部を改正する法律案に対する附帯決議で「接種するかしないかは国民自らの意思に委ねられるものであることを周知すること」「新型コロナウイルスワクチンを接種していない者に対して、差別、いじめ、職場や学校等における不利益取扱い等は決して許されるものではないことを広報等により周知徹底するなど必要な対応を行うこと」とされており、

この考え常に立ち戻り、差別のないような周知啓発と、あわせて常にアップデートされるリスクとベネフィットの情報について丁寧な情報提供を、引き続き実施するべきです。

しかし、今回陳情は否決されました。

議会に対し、しごく当然のことを求めている陳情内容であったにも関わらず、市がすでに取り組みをしている、不要である、などの理由で不採択となりました。

非常に残念です。

◆続く、厚生文教委員協議会では、以下が議題でした。

◆続く、厚生文教委員協議会では、以下が議題でした。

市の再犯防止推進計画、児童発達支援計画、教育振興基本計画、特別支援教育推進計画、スポーツ推進計画、子ども読書活動推進計画

それぞれの素案に対するパブリックコメントの実施について

令和3年度国民健康保険特別会計・後期高齢者医療特別会計・介護保険特別会計の運営状況について

令和2年度昭島市立学校におけるいじめ、不登校、暴力行為の状況について

①については、

それぞれ12月10日に市のHPや公共施設の窓口で閲覧ができます。
募集期間は12月17日~1月17日までです。
ぜひ1人でも多くの方に関心をもって頂きたいと思います。

③については、以下、とりあげました。

・いじめられる側がつらいことは当然ですが、いじめる側も何かしらSOSを出している状況かもしれず、子どもを取り囲む大人がしっかり連携をし必要な支援策へ繋げられるよう、まずは改正されたいじめ防止対策推進基本方針の関係者間の共有と活用してほしい旨意見。

・不登校のお子さんが学校にこれなくとも、自分にあった学びなり生活なりをできて、家庭が孤立化し困らないよう、現在市が実施する相談に応じた個別対応以外に、誰でも分かる情報掲示をしてほしい旨意見。

・教育支援室に通いたいお子さんは、確実に支援に繋がっているかの確認。

・そもそもいじめ・不登校をうまないような対策として、市として特性にあった対応や学校に目的をもってくる自己有用感など対応が必要であると考えているとの答弁があったところ、それらとあわせ、必要応じた福祉の連携など対応してほしい旨意見。