昭島市水道部による、水道水のおはなし
昭島市水道部ご関係者より
主には深層地下水流動調査結果についておはなし頂き、
一昨日のPFAS学習会に続き
水について学んだ先週末となりました。
(ジャーナリスト諸永裕司さんを読んでの学習会内容の報告はこちら →
https://hayashimaiko.seikatsusha.me/blog/2023/07/13/2975/ )
深層地下水流動調査については
市のHPからも公表をしています。
https://www.city.akishima.lg.jp/s108/010/010/020/020/010/20140903115146.html
今回、調査目的、対象範囲、地下水の起源地、深層地下水の流動経路、
涵養標高、年代、水収支等ピックアップして
分かりやすくおはなし頂きましたが、
現在小学生から理解できるようなDVDも作成中であるそうです。
PFAS関連の質疑応答について、以下まとめました。
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〇昭島市では、現在市内3箇所で年一度測定。
(結果は以下URLから参照いただけます。
https://www.city.akishima.lg.jp/s108/010/010/010/030/20230207162954.html )
国の暫定目標値はPFOS、PFOA合計50ng/l、市の直近、令和5年2月調査結果上では、一番高い数値で6.8ng/lと引き続き国の暫定目標値と比較して低い。)
○深層地下水の流動は昭島市の南西方向から北東方向に流れており、
横田基地由来については、現時点ではこの流動を考えると深刻な状況ではない。
しかし、上流のPFOS、PFOSの調査結果は全てチェックを欠かさず、
市内の測定で高くでれば検査頻度・測定箇所を増やしたり、
緊急的に都水を用いたりですぐ対応できるようしている。
○PFAS除去についてどのような手法があるのか調査をかけている。
○浅井戸(環境部主管)については、都が調査をしているが、調査箇所は教えてもらえない。
これについては、これまで生活者ネットワークが訴えているとおり、浅井戸も含めて市の裁量で検査をし
市民に公表、安心に繋げて頂きたいです。
○血中濃度検査については、市から都、都から国へ要望している。
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特にPFASについては様々な質問に対し
真摯に直接説明頂く機会を、参加者は非常に喜ばれていました。
ご担当者には感謝申し上げます。
質疑を通じて、PFAS汚染対応として、上流の確認をしていることが分かりました。
一方、浅井戸については都が調査をしているものの場所が特定できない状況です。
PFASについて、諸永さんの学習会では、血中濃度や土壌汚染等については基準がないとの指摘もありましたが、水質については暫定目標値が示され確認する手法もすでにあります。
1本6万円程度の検査費用とのこと。
地下水が財産である昭島市であるからこそ、浅井戸含めた調査を、環境部と連携し
水道事業者の責務として実施して頂きたい。