昭島市議会厚生文教委員会視察:札幌市の市立星友館中学校
視察二日目は、昨年開校した夜間中学、札幌市立星友館中学校を視察。
アンケート実施→在り方検討委員会設置→基本計画案の議会での審議とパブリックコメント→教育委員会の会議で計画策定
のプロセスを経て夜間中学を設立。
市民の声を聴きながら
市民に優しいルールや学校づくり実施したのが星友館中学校の特徴です。
15歳以上の中学を卒業していない人、
あるいは卒業していても充分に学べなかったかたが入学対象で、
外国籍、外国ルーツは生徒の1割程度、
年代は10〜80歳以上まで幅広く(20代70代が多い構成)
日本語の習得、小学生に遡っての学びから中学校の学びなど
それぞれの習熟にあった6コースがあります。
それ以外にも多様なニーズがあがるそうですが、
それについては「生徒を特別扱いするんです」のお言葉。
たとえ一人の生徒の要望であっても
学校教育目標である「学ぶ=いきる〜より自分らしくあるために〜生徒の誰もが安心して、学びの主役となれる多様性を尊重する学校を目指しています」を実践し、
給食、聴こえなど多岐にわたるニーズの解決に一つひとつあたっていらっしゃいました。
教職員やスタッフが手厚く授業を展開していましたが、
様々な方が懸命に学ぶ様子からは
生涯学ぶことの大切さを実感。
教職員やスタッフの熱意や伴走だけではなく、
学びの主役である生徒の皆さんにも頭が下がる想いでした。
インクルーシブのひとつのありかたをみせてくれた星友館中学校。
昭島ではどのようにインクルーシブを実現できるのか考えてまいります。