セーブ・ザ・チルドレン:第3回自治体職員向け勉強会に参加しました

セーブ・ザ・チルドレン主催の第3回自治体職員向け勉強会に参加。
テーマは「子どもの権利条例と子どもの最善の利益~制定プロセスに子どもの声を聴き、活かすには」でした。

◆冒頭日本で初めて子どもの権利条例を制定した川崎市から
現在は杉並区までたえまなく子どもの権利条例の制定に関わられる
東京経済大学法学部教授 野村武司さんからの講話。

子ども基本法ができたから子どもの権利条例は不要なのではなく、
法規ができた今こそ、自治体において子どもの権利を実践をしながら条例制定が必要(条例制定にあたって子どもの声を聴き、子どもの権利について周知啓発を拡げながら制定)との内容でした。

◆その後、実践例として
川崎市、富士市、武蔵野市、江戸川区関係者からの話がありましたが
いずれも非常に工夫しながら意見聴取をしていることが分かりました。

当初は職員に子どもの権利についての知識がなくとも
制定にあたるなかで市民とともに学んでゆき、
人が足りないときには担当部課以外からの協力を得たり等で
乗り切りながら熱意もって制定にあたった様子も分かりました。

◆条例制定と別にもう一点、子ども計画についてもはなしが及びました。
若者施策をどう扱うかですが、
子どもから連続して解決しなかった課題については子ども計画の対象とするのはありだが、若者固有の課題もあるため、
そこは自治体ごとしっかりと考えるべきとのこと。

昭島市での提言を考えるにあたり、学び多い勉強会となりました。