東京・生活者ネットワーク環境部会のPRTR制度の学習会に参加しました

東京・生活者ネットワーク環境部会のPRTR制度の学習会に参加。
講師はNPO有害化学物質削減ネットワーク槌田博さんでした。
PRTR制度とは、
「人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質が、
事業所から環境(大気、水、土壌)へ排出される量及び廃棄物に含まれて事業所外へ移動する量を、
事業者が自ら把握し国に届け出をし、
国は届出データや推計に基づき、排出量・移動量を集計・公表する制度」(経済産業省HPより)です。

PRTR制度の限界とともに意義についておはなしくださいましたが、
特に、PRTR制度の肝は、市民、行政、事業者間のリスクコミュニケーション(対話)であり
民主主義の根幹とも捉えられるということ。
質疑では、私も気に掛かっていた、PRTR制度にPFAS追加の可能性についての質問がありました。
講師の見解では、数年以上かけての改定を繰りしており、途中で追加する機会が従来のPRTR制度のありかたから考えるとない。
そのため、次の改定のタイミングの追加検討になるのではないかという仕組みの問題と、
そもそもPFASについてはダイオキシンの事例のときのように特別措置法をつくり包括的に対応すべきとの回答がありました。
ご関心あるかたには、毎年だされる市民向けガイドブックもあるようです。