2026年3月一般質問③GLP昭島プロジェクトについて

昭島市のHP上で、先日の一般質問の動画配信が始まりました(任期中は視聴いただけます)。
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/akishima/WebView/rd/speech.html?council_id=57&schedule_id=3&playlist_id=2&speaker_id=29&target_year=2026


(※1回目の質問と答弁は以下に書き出しています。
https://akishima.seikatsusha.me/blog/2026/03/13/2613/
再質問は動画、あるいは、次の議会の頃に会議録からご確認いただけます。)

GLP昭島プロジェクトについては、議会の度に質問していますが、今回は市民説明、水利用につき質問しました。
◆市民説明
昨年6月から造成工事が始まり、土埃、振動、野生動物の行動範囲の変化等々、市民からは様々な声が寄せられていますが、
一方で、計画地に近接するお住まいに関わらず、工事や計画の詳細を把握できず、大きな不安を抱える方々がいらっしゃいます。
昭島市宅地開発等指導要綱に基づく説明は終了したものの、「同意・協議に伴う市意見書」の近隣住民対策関係では「事業による影響を懸念する住民の心情を理解し、対話及び対策に努める」とあり、改めて市民へのひろい説明機会を事業者に求めるべきと質問。
今後建築工事など状況が変わった段階で、事業者には説明会開催を求めていくとの答弁を得られました。

◆水利用

米国でAI向けデータセンター建設への住民の反対運動が勢いづく大きな理由は、非常用発電機による大気汚染からの健康懸念、もうひとつは電気と水の大量使用であるそうです。
非常用発電機や電気については過去議会で取り上げたため、今回は水利用につき質問しました。
●データセンターの排熱対策としての散水

「同意・協議に伴う市意見書」では排熱対策として、上水利用での計画的な散水をあげています。
この点を確認したところ、データセンターの屋上に設置する室外機へ散水することでの冷却負荷の低減、省エネルギー化を検討しており、散水量については、1棟毎に1時間あたり最大約15トンとのこと。
同じく、「同意・協議に伴う市意見書」では、「雨水再利用施設の設置・整備を検討し、上水道の節水を図る」ともしており、排熱対策の散水に確実な雨水利用を求めるべきですが、「散水には雨水の利用も検討している」との答弁を得られました。

●井水利用はなし
環境影響評価書への記載から変更なく、開発計画地内にある既存の井戸の利用は予定せず、環境保全のためのモニタリング用井戸としての活用を検討していることが分かりました。

●より確実な地下水保全を
GLP昭島プロジェクトのデータセンター冷却は、空冷方式の予定です。
水冷は、地下水保全の観点、水蒸気発生による湿度や周辺地域での熱中症リスク・PFASの大気中拡散リスク等から反対ですが、
一方、空冷は、エアコン使用などによる電力消費と運用コストの増加、都の温室効果ガス排出量削減義務への追加対策、空調設備の終日稼働で排熱や非常用発電機による周辺への影響などの課題が生じる可能性が指摘されており、
今後空冷式から水冷式への変更がないか気にかける市民もいます。

そもそもGLP昭島プロジェクトに限定せず市内事業者の地下水利用をモニタリングし、状況によっては市として抑制をかけていけるのか質問。

都内の井戸については、地盤沈下防止を目的とした「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」(環境確保条例)に基づき以下対応がはかられるとのこと。
⇒動力付きの揚水施設は、原則すべて届出と年1回の揚水利用報告が義務づけられている。これに基づき市内の動力つきの各揚水施設の年間の揚水量を把握している。
⇒井戸の新設については、同条例等により揚水機の吐き出し口の断面積や井戸の深さ、一日当たりの揚水量の上限などの制限がされている。
⇒制限が制定される以前からある既存の井戸にはこうした制限はないが、いずれにしても前年度と比べて著しく揚水量が増えている施設あれば原因を確認して、
恒常的な増加であれば雨水利用や水道水の切り替え等揚水量の抑制について、個別に施設管理者と協議する(環境確保条例には勧告・命令もあるが、まずは確認して協議を行う)。

地下水を財産とする市として、より確実な地下水保全策である地下水保全条例制定を求めました

流域における水循環に関する課題等を明らかにして、国や東京都多摩川流域自治体と連携をはかりながら検討していく、
また、市の環境基本計画に沿った施策の推進や環境配慮指針の徹底を図ることが重要であるため
条例制定の考えはないとの答弁ですが、
今回のような大規模開発に加えて、宅地化、気候変動など考慮するに、これまで通りでの施策展開で地下水保全確実なのか疑問であり、条例制定を検討すべきです。

3月議会では予算審査特別委員会がありますが、そのなかでもGLP昭島プロジェクトについて取り上げしています。
https://hayashimaiko.seikatsusha.me/blog/2026/03/12/5198/

https://hayashimaiko.seikatsusha.me/blog/2026/03/12/5205/
また、議会最終日の討論でも、言及しました。
https://hayashimaiko.seikatsusha.me/blog/2026/03/27/5260/