「チェルノブイリ 28年目の子どもたち~低線量被曝の現場から」鑑賞会 & おしゃべり会

友人たちと「チェルノブイリ 28年目の子どもたち~低線量被曝の現場から」鑑賞会 & おしゃべり会を行いました。

●チェルノブイリ原発事故から28年経ったウクライナを取材した岩波ライブラリーの映像報告を観ました。今回は、2巻組のうちの1巻目です。
http://www.ourplanet-tv.org/…

ウクライナのコロステン市での取組みや日々の暮らしについて、行政や医療専門家、現地の親子の声がまとめられていました。

衝撃的だったのは、チェルノブイリ法に基づき保養の実施、学校給食無償化、汚染されていない食材購入の補助等、各種施策が実施されている状況にも関わらず
子どもの集中時間が持たず授業時間の短縮が行われていたり
体育の時間に突然死する子どもがいるため、事前に体力に応じた4グループに分けて授業実施しているという、現場の声。

チェルノブイリ事故から判明している影響は、私たちにとって事故問題にどう対処すればよいかの指針となるはずです。
50分弱の映像でしたが、過去から学び、それをどう活かすか考えることは非常に重要だと思えた映像でした。

●その後は、おしゃべり会です。

前回の企画と同様、
八王子市民放射能測定室 ハカルワカル広場さんと、 
http://hachisoku.org/blog/
昭島市内で特に放射線教育の動向を追われている市民の方、
それぞれからミニレクチャーをして頂きました。

○ハカルワカル広場さんからは、
・安定ヨウ素剤配布会
・消費庁「放射性物質に関するリスクコミュニケーション」
・データで見る自然エネルギー環境政策研究所
・大気汚染モニタリングuRADMonitorネットワーク
・認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちねの
トリチウムとストロンチウム90の測定結果
・常緑樹の剪定葉の放射能汚染測定 他
につきお話頂きました。

○市民の方からは、
・復興庁作成、高校の全国PTA連大会でも配布された冊子「放射線のホント」
・文科省作成「放射線副読本」などのご紹介と、その特徴や、問題と考えられる箇所
・復興庁配信LINEまんが「ふくしまを食べよう。」 他
につきお話頂きました。
そのなかで、文科省や教育委員会の動向を
冷静に見つめようとのお話がありましたが、
教育委員会についていえば、地元で傍聴ができます。
一度どのような協議がなされているか、実際に足を運んでみたいと思えたレクチャーでした。

(昭島市については、次回教育委員会は12月20日(木)14時30分から開催。市役所301会議室に直接いけば傍聴できるようです)

放射能の影響についてはいろいろな見解がありますが、自身は、過去から学ぶこと、国や自治体の施策を追うこと、実際の測定数値を参照すること、一方、自分たち個人個人が必要と思われる対処も並行して行なう努力をすること、は継続してゆきたいです。

※お写真は、ハカルワカルさん、市民の方が
ご準備くださった資料の一部