古布回収のその後は? 回収業者を視察しました

昭島市で始まった古布回収。回収後はどうなっているのか?と、昭島・生活者ネットワークで有限会社富商の羽村工場を視察させて頂きました。

羽村工場で回収を請け負う自治体は、昭島市以外に羽村市、福生市、瑞穂町です。

◆ごみ回収量とルート富商さんでは、古紙回収以外に、10年前から古布も回収。

しかし、古紙回収業者が古布回収もあわせ取り組むのは、プレス機などの初期投資や人件費など支出がかさむことからまれ。

そのため、昭島市の場合は、一旦紙業会社が回収し、そこでの古布ストックが一杯になると富商さんに連絡が入り月に3-4回取りにいくそうです。1回あたりの回収は1-3t。

しかし、昭島市のように市内数か所での拠点回収ではなく資源ごみなど他のゴミと一緒に回収している羽村市、福生市、瑞穂町の回収量は多く、例えば人口約7万人前後の福生市、羽村市は月間約20t。

昭島市人口で換算すると、他市のように分別して通常のごみ収集と同じ回収ルートをとれば月間40t近く回収でき、ごみ量を増やさず資源として活かせるし、ごみ処理経費も減るのではないかとのことでした。

◆回収後古布については、基本リサイクルではなく輸出をしてのリユース(輸出先の古着屋に並ぶ)。古布については、特に東南アジア(マレーシア)に輸出するそうです。

 

常に一定量を輸出することで現地の衣料産業やリユース産業(資源循環)を圧迫しないのかとの質問に対しては、現地で足りない分を輸出するため圧迫しないとのこと。

日本から輸出される衣類は、実際は国外産であっても丈夫と人気があるそうです。

富商さん3工場(羽村、武蔵村山、厚木)の月間出荷量は平均1,000t。

衣替えの5-6月、9-10月は繁忙期となり月間約1,500t。繁忙期は人手を増やし毎日出荷をし、相手国に到着してから検品・選別(相手国の、日本国内で検品をするとよいものが事前に抜かれるのではとの警戒に配慮)。

現地で古着古布は約300種に選別の上プレス梱包されるそうです。

汚れ、衣類以外のものが混じると年に1-2回返品もあり、各自治体では住民啓発に努めてほしいとのことでした。なお、武蔵村山市では、未使用に近い布団も回収。布団については枚数が多くないなかかさばるため富商さんに卸される段階で状態をチェックされるようです。

今回、お話を伺いながら市内で回収された古布のその後や回収に当たっての課題がある程度理解できました。富商さん、どうもありがとうございました。

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