補正予算審査特別委員会①子どものマスク着用②新型コロナワクチン接種

本日は、補正予算審査特別委員会でした。

①子どものマスク着用

②新型コロナワクチン接種

③児童センター、放課後子ども教室

④生活困窮への対策(夏休みの子どもの食支援、中学校の制服リサイクル、生理用品の小中学校への設置)

について質問をしました。副議長になり質問ができなくなった篠原有加議員や生活者ネットワークの事務所の先輩も、毎度ながら一緒に質問づくりに臨んでくれて、この場でも感謝です。

まず、①②について報告をします。

【①子どものマスク着用】

昨年からマスク着用の心身への影響を気にする声を頂きます。昨年熱中症の心配がある時期は特に声を多く頂きましたが、先日高槻市で小学校五年生の男児が、マスク着用をしていたか不明であるとしながらも、5分持久走をし死亡事故の報道がなされたあと、また心配する声が大きくなっています。

感染症対策は毎日求められるものですが、集団生活先で苦しい想いをしていないか、私自身も親として気にかかるところです。

感染症対策は基本的には一律求められる性質のものであり、また、マスクをしないと不安であるご家庭もあることへの視点も忘れてはならないのですが、今回子ども目線でマスク着用について改めて考え、質問をしたいと臨みました

書き取りできなかった部分があり正確な答弁は議事録を待ちますが、以下の通り質問をしました。

●幼稚園保育園でのマスク着用指針は。

→(以下、→以降は答弁)国から指針が示されているが、基本的には子どもなので強制をしていない。状況をよくみて注意深く、子どもに応じた接し方をしている。

●園外保育先の公園でマスクを着用していないと地域住民から批判を受けることがあり遊びづらいと聞く。

WHOとユニセフが、原則5歳以下の着用は必ずしも必要でないとしていると、本年4月の厚労省の事務連絡でも示しているが

https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000774111.pdf の問18)

発育段階に応じた外遊びの重要性やマスク着用基準につき、地域の理解がおいついていないようだ。対策は。

→苦情もくるが、その際には丁寧に説明している。

●例えば、公園のお手洗いに石けんを用意したり市として可能な感染予防対策を講じながら、

小さい子どもはマスクをとりたい場合はとってよいなどしてゆけないか。子どものマスク着用と、感染リスク少ない屋外である公園利用について、関係部署で考えられないか。

→管理課とはなす。

●貼り紙をはったりできることがあるだろうし、感染症対策が長期化しているからこそ、子どもについては何に留意すべきか、まず市で考えた上で、地域からの様々な声に対応すべき。

小中学校については、運動時や熱中症リスクが高いときのマスク着用について、

スポーツ庁の通知や、環境省・文科省の「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」を読み、場面場面でリスク対策が異なることが分かった。学校教育は昨年から各種対応をしているが、周りの目が気になり外せない子、感染が怖くて外せない子がいる。

怖い子は理由があるはずで外すよう無理強いできないが、

子どもは熱中症など他のリスクがあるときも自己判断が難しいと思われ、教師の随時の声掛けが必要。徹底されているか。

→生命や安全を第一に、学校には通知のみではなく、状況をみてメールを配信し注意喚起をしている。運動時や登下校時については注意を促している。

●またマスク以外の熱中症対策となるが、

運動前に必ず水分補給をしたり、スプリンクラーやミストシャワーが全校にあり、暑いときの活用等なされている状況か。温暖化が進むなか必要。

→運動前の水分補給のみではなく、定期的に水分補給をすること、一定程度マスクを外すことを一斉にする、ミストシャワーの活用など実施済み。

●同じ学校敷地内の学童や放課後子ども教室でマスクの着用指針が違う場合は、子どもが混乱する。学童、放課後子ども教室の着用指針は学校教育と同じという認識でよいか。

→同じ認識である。

●次に登下校時、遠方から重い荷物できたり、1人ではなさず登下校しているときでも、周りの目が気になり外せない子もおり、これからの季節が心配である。

昭島市、厚労省や環境省が熱中症リスクがあるとき一定の条件下でのマスクオフの啓発をしているが、命に関わるため、本来全世代に向けて必要な情報として届ける必要がある。熱中症警戒アラートを防災無線で流す際に、「ソーシャルディスタンスがとれるならマスクを外し熱中症対策を優先」など触れているか、触れていない場合アナウンスの検討は可能か。

また、暑い時期は子どもの下校の防災無線でも同じような周知をできないか。

→昨年の熱中症警戒アラートはあくまで試験的なもので、全国的に同じ内容。子どもについては、登下校時に一定の条件ではマスクをしないことをしっかりと伝えている。

●子どもについては、周りの目が気になり外せない子もいると思われる。昨日の下校時の小中学生の様子をみてもマスクを着用する子が多いと感じた。

次に、マスクを体質でつけられない子がいる。子ども限らず、理由があってつけられない方への理解促進バッチがあるが、配布の考えは。松戸市など配布している自治体がある。公的施設はじめマスク着用が求められる場面が多いからこそ、装着が難しい子ども・大人がいるということについて、理解をすすめるべき。

→検討する。

以上、5月28日付の文科省の衛生管理マニュアルによると、

https://www.mext.go.jp/content/20210514-mxt_kouhou01-000007426_1.pdf )

児童生徒の感染経路はすべての学校種で家庭内感染が最も高いとされている。変異株の流行など今後分からないこともあるが、1年半のデータの蓄積もある。マスク着用判断が難しいだろう子どもについては健やかな育ちのために、関係部署で対応方針を決め共有し、地域にはその方針を必要応じて説明・理解頂けるようにして頂きたい。

【②新型コロナワクチン接種】

新型コロナワクチン接種について、接種年齢が高齢者から拡充し、これまでの接種の間、副反応疑いがより出やすいとされる若者の接種へと移行します。

開発が異例のスピードで進み治験が充分になされていないワクチンであるにも関わらず、安全性について充分な議論にならないのですが、私自身はそこに違和感を覚えます。世界的には期待され世に出たワクチンであり、また一刻も早い接種を切実に求める市民のための体制整備をする必要はありつつも、市民が接種判断するにあたり安全性は必要な情報と考えるからです。何回でも確認したいと取り上げました。

●高齢者の接種状況と市での副反応疑いの事例は。

→6月20日時点で、集団接種の1回目終了は6,846件、2回終了は498件。副反応疑いは3件。

●アナフィラキシーがでた方については、中長期的に観察をして頂きたい。厚労省が6月9日に示した集計によると因果関係は認められていないが、死亡件数196件となった。また、アナフィラキシー発症1,157件中169件が国際基準を満たし、その9割以上が女性であり、また50代以下が特に多いことが現時点で分かっている。

市は副反応疑いについて広報やHPから周知をすすめており感謝しているが、接種年齢が拡大するにあたり、リスクコミュニケーションが今後さらに必要な状況。市のHPの接種後の記載が分かりやすいが、掲載に気づかない方もいるかと思う。例えば、該当ページのQRコードを広報につけて情報を行き届かせられないか。

→検討する。

●次に帰宅後副反応疑い出ることも多いと聞く。東京都相談センターに電話したときの対応について確認をしたい。

確実に電話が繋がり、また必要であれば救急車をむかわせるなどワンストップで対応してくれるのか。

→看護師などが24時間体制で対応。救急車が必要になった場合は自身で呼ぶ。

●体調が悪いときに自身で救急車を呼ぶのは辛いと思うのだが、最後に、接種対象が12歳以上になったものの、学校で接種有無により子どもへの扱いが異ったり、子どもたちの間で差別が生じないよう市として何か対策は考えているか。

→学校教育と慎重に対応をすすめる。

※③児童センター、放課後子ども教室

④生活困窮への対策(夏休みの子どもの食支援、中学校の制服リサイクル、生理用品の小中学校への設置)

については、投稿を分けます。