2022年第1回青少年問題協議会に参加しました

令和4年度に切り替わり、最初の青少年問題協議会の開催があり、添付の議題に沿って、協議が進められました。

委員の構成が令和4年度で変更生じたため、「青少年健全育成方針」について報告があったのち、
次期青少年健全育成方針に関する検討委員会、青少年善行表彰等審査委員会、「あいさつ運動」推進評所選定委員会の設置と担当委員の決定、
本年策定予定の「子ども・若者未来対策推進計画」骨子案及び関連施策についての協議や
各委員からの情報提供がありました。

主な内容は以下の通りです。

◆「子ども・若者未来対策推進計画」について
○計画期間
令和5年度~9年度までの5年間。計画期間内での見直しを行うこともある。

○対象
特に思春期から青年期、つまり12歳(中学生)から30歳未満(乳幼児期から学童期については、第2期昭島市子ども・子育て支援事業計画の対象)。
ただし、子どもの貧困対策については、「子どもの貧困対策に関する大綱」を踏まえ、0~18歳未満の子どもとその家庭を対象とする。

○今後のスケジュール
計画案策定、パブコメ実施後、計画策定。
庁内検討委員会及び専門委員会は各4回程度開催(7,9,11,2月予定)、青少年問題協議会・子ども子育て会議を7月、3月に実施予定。

○昨年実施のアンケートをもとに、課題を整理した上で、昭島市子ども・若者未来対策推進計画の事業体系が示されました。
昨日はコロナ流行の影響で短時間終了を目指す協議会開催ではありましたが、公で疑問点をとりあげ今後の検討事項にあげて頂きたく、私からは以下について質問や意見をしました。
・アンケート調査結果では、自分が役にたたないと感じる子ども・若者の割合が6割を超えていることが分かったが、この事態は深刻。既存の施策に加えて今後どのような施策展開を目指すのか。
・アンケート調査結果では、インターネット利用増が分かったが、事業体系にあげられているデートDV・JKビジネス等防止啓発、性暴力等々の対策として、性教育の充実を図る必要があるのではないか。内閣府でもいのちの安全教育を実施し、充実を図る方向性である。
・不登校やいじめが微増とのこと。意識啓発は重要だが、法教育が必要であるとの視点等今後検討なされないか。
・ヤングケアラーの対策は含めないのか。
・教育や幼稚園保育園などの現場と福祉の更なる連携は。

◆委員からの情報提供
○昭島警察書より
少年非行について憂慮すべきは、青少年による大麻使用所持の増加。
女子中高生がツイッター等駆使してのパパ活をする福祉犯罪も増加。

○特別支援教育相談ご関係者より
課題は、不登校支援と生活指導。親の養育が困難な例もあり、関係機関との連携が必要。
また、特別教育支援員の状況把握のため、19校中14校(申請ない学校もあり14校)をまわったが、支援員数が、令和2年46名。令和4年では93名まで増加し、2年で約倍に。普通学級でも支援が必要な子が増えている状況。
自閉症・情緒障害固定学級(富士見丘小、清泉中)はかなり逼迫。落ち着いたコミュニケーションをとるところまでいっていない。中学については、学科指導に教員不足。

○児童相談所より
立川児童相談所は、管轄が11市町村と都内でも一番多い。相談件数は右肩あがり。虐待件数は前年度より1割増。
本年は兄弟が多く余裕がない家庭の一時保護が続いているが、家庭が安定し帰すのに時間がかかる状況。
非行は横ばい。SNSを用いて全国的に繋がり居場所を求めることが問題である。また、コンセプトカフェにお金を使いすぎパパ活に繋がる事例も心配。本人たちにはなしを聞くと、非行というよりもはなし相手を求めていることが多く、市が進める居場所づくりについて、児童相談所も一緒に考えたい。

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林 まい子 | Facebook