公民館主催 男女共同参画セミナー(シングルファザー・グリーフケア)

公民館主催の男女共同参画セミナーの前編講座に参加。
講師は、NPO法人京都いえのこと勉強会理事長の木本努さんでした。

木本さんはパートナーを突如亡くし、当時2・6・11歳の息子さん方の子育てに直面。
当たり前であったことが当たり前でなくなったとき
人はどう生きていくべきかという問題意識から
公民館では今回の講座開催にいたったそうです。

仕事人で家事・育児はパートナーの分担となさっていた木本さんは
周りの繋がりを支えに家事・育児・仕事をこなされますが、
グリーフケア(大切な人などを失ったことから悲しみの中にいる人をサポートすること)の観点からはNGとされるワードを職場で投げかけられたこと、
また、お子さん方の気持ちの安定を考えたとき、
仕事の変えはいても親の変えはいないと退職を決断。

1年間、家事育児に専念し、木本さんご自身の気持ちも安定。
その後、父子家庭、グリーフケアの観点から発信を継続してなさり
いまのNPO法人も立ち上げられたそうです。

家庭単位ではなく地域社会で子育をしていく環境整備や、家事育児とバランスをとれる働き方が当たり前の社会になるようする必要があることを
木本さんのおはなしから思い知らされました。

大切なご体験談やそのときどきのお気持ちを
私たちに共有くださりどうもありがとうございました。

次回後編は7月29日(土)14:00~16:00ですが、
こちらのみの参加も可能とのことです。
ご関心ある方は、公民館までお申し込み下さい(電話042-544-1407)。