GLP昭島プロジェクト:2024年5月16日・19日 玉川上水南側地区等の都市計画に関する素案説明会
5月16日・19日、玉川上水南側地区等の都市計画に関する素案説明会が開催されました。
市がHPからも公表している説明資料のスライドも抜粋しながら報告します。
https://www.city.akishima.lg.jp/s094/010/010/060/030/20140915210331.html
今回の説明会は、都市計画決定・告示のプロセスのなかで以下の通り(なお、今後の予定時期は未定とのこと)。
まず、地区計画では、以下のような項目が定められます。
それぞれの項目について、これまでの振り返りをした上で地区計画の素案が示されました。
◆市民意見を踏まえた改善点は1点のみ、つつじが丘ハイツ23~25号棟前の壁面の位置(道路境界線から建築物の外壁又はこれに代わる柱の面までの距離)の制限が、前回は道路境界線から0.5mであったところ、今回は5mになった変更です。
◆両日とも質疑では、市民意見が噴出しました。重複したり類似する質問はまとめて、意見順に書き出します。
・なぜ市長不在なのか。
・市民意見の反映が不十分であり、行政手続き上問題ではないか。
・大型倉庫やメガソーラー火災、自然災害時など市民の命と安全をどう守るのか。また、データセンターの燃料の種類と保管方法は。市民とのリスクコミュニケーションが必要ではないか。
・渋滞でお手洗いにいけないトラック運転手の尿入りペットボトルのポイ捨てが問題になっている点、見解は。
・都市計画マスタープランや環境基本計画との整合性は。
・東京都環境アセスメントの評価書案に不備が多く、是正を求めるべき。
・現在のモンタージュ写真では景観確認をするのに不十分ではないか。
・上水公園の緑地保全は非常に重要である。当該地の地権者は市だが、保全の制限をすべき。
・はなみずき通りの壁面後退は50cmだが、今でも自転車や歩行者が通行するには狭い。敷地を削っても安全確保に充分は歩道幅を確保できないのか。
・CO2排出量の具体的増加は。
・市内の佐川急便の規模の何倍か。
・物流センターで非正規で就労するであろう労働者の人権確保策は。
・高さ制限がない地区について、現状何メートルまでたてられる積算か。現在の設定数値は問題ではないか。
・事業者よりの協議内容ではないか。
・市で同開発に対応する課を新設するか。
・GLPの計画は、昨年11月、本年2月の説明時から概ね変更ないのか。
・工事車両の運行経路と工事時間の制限は。子どもの安全確保策は。
・交通渋滞が非常に懸念されるが、市の考えは。交通量を減らす働きかけをすべき。
・業務地区をAとBで分ける理由は。
・東西道路をつくる必要はない。どうしてもつくるならば地下を通す。
・代官山樹林地の保全策は。
・玉川上水の環境確保策は。
・バイパスがなかった際の昭島市内の渋滞はひどいものであったが、その状態に戻ることを市民は喜ばない。
・コンピューターの冷却に大量の水が使われる懸念がある。市はどの程度の水を利用してよいと考えているのか。
・壁面後退が全体的に不十分ではないか。
・生き物の生息環境が変わることで、野鳥の移動はどうなると考えるのか。また人間の生息域に生き物がくる可能性については。
・開発計画に対応できる条例の制定をこれまで検討したか。
・緑のネットワークについてどのように考えているのか。
・すべての地権者の了解を得ているのか。
・物流車以外の一般車が抜け道を通る可能性を懸念する。そうした住民意見を踏まえた協議をしてもらえないか。
・子どもの通学の安全確保を非常に懸念しているが、行政が地域任せでいいのか。
まちづくりの主役である市民は、納得していません。
地区計画の策定項目に関するもの・関しないもの、いずれの意見も重要であり、
これら市民意見を踏まえて、地区計画やその他協議の場において、さらなる調整が必要です。
また、今回、19日の説明会開催が、つつじが丘北管理組合の総会と重なったと聞いていますが、
立地上とくに利害関係がある地元住民が参加しづらい日時設定にしたことでの不満も、当日まで耳に入りました。
開催スケジュールの設定によって不信感を持たれる事態は避けるべきであり、今後細心の注意を払って頂きたい。
◆6月7日(金)まで意見を募集しています。
オンライン、郵送、FAX等方法があります。
詳細は、前掲の以下URL、最下部をご参照ください。
https://www.city.akishima.lg.jp/s094/010/010/060/030/20140915210331.html