2024年9月一般質問①子どもの権利を尊重しよう

一般質問の動画が市公式HPから配信されました。

→任期中は市公式HPから動画を視聴頂けます。

https://smart.discussvision.net/smart/tenant/akishima/WebView/rd/speech.html?council_id=50&schedule_id=4&playlist_id=1&speaker_id=29&target_year=2024

持ち時間は60分です。
1回目の質問と対する行政答弁の文章は、以下の昭島・生活者ネットワークブログから報告しております。
https://akishima.seikatsusha.me/blog/2024/10/03/2311/
2回目以降の一問一答の再質問は、上記動画の29分ごろ~最後までとなります。)

→今回は、大綱3問、子どもの権利、コミュニティ、GLP昭島プロジェクトについて取り上げました。大綱ごとに分けて報告いたします。

大綱1 子どもの権利を尊重しよう
子どもの声が活かされる「子ども未来会議」に

生活者ネットワークは、子ども・若者の意見表明の機会として子ども会議・若者会議の実施を継続して求めてきました。

本年、ようやく周年行事として「子ども未来会議」に予算がつきました。
小学生については、岩手県岩泉町との国内交流事業において実施。昭島市市制施行70周年の記念式典にて話し合った内容を発表しました。
第二弾も詳細はまだ未定ですが、実施予定とのこと。
会議での意見、提案を施策に繋げることまで視野にいれる、繋げられないものも子どもにその旨フィードバックすることを求めました。真摯な対応を図るとの答弁があり、注目します。

一方、こうした会議に参加しない子どもたちの声も工夫して聴取すべきです。
市では中神北側地区に新設予定の新畑公園について、
今夏、職員自ら児童センターに子どもたちの声を聞きにいき、計画案に反映しました。
今後も、子どもが関係する様々な施策について意見聴取や反映に庁内横断的に取り組むことを期待します。

まずは子どもの権利の周知を
本年、市では子ども施策の総合調整をするため、子ども未来課子ども政策係が新設されました。
子どもの権利の理解浸透のため政策係中心に市職員の研修等実施すべきと質問。
庁内に通信をだすなどの周知や研修実施の検討をすすめるとの答弁でした。

市内での子どもの権利の周知については、これまでも教育・青少年だより「エール」で実施しているが、
子ども未来会議を通じて子どもに対し勉強しながら一緒に学んでいく周知・啓発をはかっていくとの答弁。
さらに多角的に定期的に周知すべきです。

特に学校での、子ども当事者と学校関係者への周知や実践は重要です。
定期的な周知については、日頃からの人権教育とあわせて、子どもの権利についての学習機会もしっかりと研究・検討するとの答弁をえられました。確実な取り組みがなされるよう注視します。

さらに、総合の授業などで子どもの最善の利益を子ども参加で実現していくべきと質問。
コミュニティ・スクールの取り組みとあわせて効果的な位置づけを考えるとの答弁でした。

最後に、泉南市でも相談・救済仕組みが欠かせないと新たに制度たちあげを検討中とのこと。
公立かつ中立なオンブズパーソンは重要です。
過去質問の際、市では、すでにある総合オンブズパーソン制度が子どもが対象であるとして、子どもオンブズパーソン設置の考えがない答弁でしたが、であれば、子ども自ら申し立てできるような周知を子どもに対してすべきです。

子どもの権利条例は制定すべき
これまで生活者ネットワークではたびたび子どもの権利条例制定を求めてまいりました。
泉南市の事例を伺うに、基礎自治体が主体性をもって条例とむきあう作業プロセスそのものが重要であり、今回改めて質問しました。
市からは、「基本法のなかで国と地方公共団体の役割が明記されており、それに基づきこども施策すすめるが、
権利条例は今後子ども計画を市も策定するであろうなかで、子ども会議なども踏まえて検討」との答弁でした。
自治体自前の条例が必要であり、今後も注視してまいります。