GLP昭島プロジェクト:11月17日交通に関する説明会に参加しました
昨日は、GLP昭島プロジェクトの交通に関する説明会に参加しました。
1.事業者の説明
8月の説明会時にすでに説明された、計画概要、緑・景観取り上げののち、
交通計画(安全・交通負荷)、更新された今後のスケジュールについて説明がありました。
◆GLPでは、平日・休日1日づつ24時間交通量を調査。
休日は通常平日の半分以下の交通量で平日が多いため、平日のデータをgoogleの統計マップと比較等し特殊でないか確認をした上で、周辺の交通状況を割り出しました。
それによると、現状、8時台、18時台に周辺道路の交通量のピークが各所であります。
◆施設計画台数ですが、1日あたり片道5,800台は変わらず(うち大型車1,100台、普通車4,700台)。
また、開発に伴う予測交通量ですが、
方面比では、八王子ICから国道16号南を通り物流センターにいたる経路が一番多くなる(35%)。
次に、新青梅街道からのルートが18%、新奥多摩街道東17%、五日市街道東と西がそれぞれ15%。
・大型車と普通車に分けた分散後の全経路図、ピーク時間帯
・8時台と18時台の時間あたり現況交通量と供用後交通量の比較と
交通解析では一般的らしい需要率における供用前後の比較
が示されました。
評価としては、倍になったり完全につまることはなとのこと。
◆混雑対策としては、
・事業者負担での右折車線延伸、交通管理者通じ公安委員会にお願い中であるが交差点新設、交差点改良
・11時台、18時台を想定した誘導員による出庫方向の調整
・8時台、18時台を想定した混雑時の入庫経路の周知
・通勤車両の減数(昭島・西武立川駅から従業員用のシャトルバス運行を検討)
◆安全対策としては、
・ルート遵守の徹底
・ドライバーに対する交通安全教育の徹底
・物流センター3棟は一挙にできず少しづつ交通量が増えるなか対策検討する協議会を行政・近隣(自治会棟)・事業者で儲ける
・敷地内の歩行者ネットワークの設定
◆その他対策としては、
施設内に十分なトラック駐車場及び待機上の確保(各施設ともピーク入庫台数の約3~4倍のマスを確保)
が示されました。
2.質疑応答
様々な懸念がだされました。
今回8月説明開示にすでに説明された内容の重複説明がありましたが、限られた時間。
重複部分は割愛し、新たな事項だけの説明として、市民とのコミュニケーションの時間をより多く設けて頂きたかったです。
主な回答は以下です。
・樹木伐採本数、移植本数については、現在精査中。環境影響評価説明会で全て説明予定とのこと。移植にあたっては、樹木医など相談をししっかり対応。
・交通安全については、決まった会社の決まったドライバーがくることが殆どであり、安全に気をつけ指導はGLPが行う。スピードをださない指導はCO2削減にも繋がり、徐々に電気トラックが増えることを見据えて低炭素の車にも対応できる電気容量の余裕をみる。騒音振動は法的に遵守。道路強度の懸念については確認して進める。
・物流施設は必要な社会インフラであり、今回市街地で緑が多いことは理解しているが計画。玉川上水沿いの遊歩道、代官山保全をし計画を進める。
・電磁波への懸念については、データセンターの中のサーバーが電磁波に対し弱いので、遮断する施設計画であり、外にはでていかない。
・雇用人数は想定4000~5000人。パートタイマーが多く、8時に集中せず、深夜帯、午前、午後と分散。交通を守るのは重大課題であり、協議会もつくり責任を果たしていく。
・ドライバーのルート遵守については、定期的に施設管理者として指導しつづける。また、渋滞情報などアプリでの対応できないか検討している。
・景観について、建物高さだけではイメージがわかない部分については、工事説明会で示す。
・動的シミュレーションはこの広さになじまないので静的に解析。
・自治連に説明をした件については、今後各ブロックから要請があるところに対し対応。
市内小中学校PTAの校長、副校長、役員に対する説明を開始。
・東京都環境影響評価の評価書案は1月中に提出予定。都で事務手続きをし1月末か2月頃に縦覧になる見込み。
変わらない交通発生量と、小中学校そば等々とおる入出庫ルート。
説明・質疑をきき、私は懸念は払拭されませんでした。
また、今回新たになされた交通計画の説明については、一言でいうとデータを示されるだけでは分かりづらい。
どのような変化があるのか理解しやすいコミュニケーションが必要です。
市民のなかで、動的シミュレーションの製作をとたちあがった方々がいるようで、会場外でチラシを配布なさっていました。ご案内します。
市民向け説明会は、本日も10時~FOSTERホールで開催されます。