2023年度「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウム:「子どもの居場所」の分科会に参加しました
2023年度の全国自治体シンポジウムは小金井市で開催されましたが、2日目の分科会に参加。
分科会テーマは、子どもの相談・救済、虐待防止、居場所、参加、計画、条例の6つがありましたが、
私は「子どもの居場所」を選択しました。
喜多明人さんからは、子どもの居場所・学びの場について
国の見解の大転換と今後地方自治体でどのように施策展開をしていくか
また、吉田みずえさんより、多様な学びへの経済的支援の全国自治体の動きと課題
について基調講演がありました。
その他、
○川崎市子ども夢パーク内公設民営フリースペースえんの西野博之さんより特例報告
○茨城県フリースクール連携推進事業、
長野県信州型フリースクール認証制度の事例報告と
盛りだくさんの内容。
2023年12月22日「子どもの居場所づくりに関する指針」閣議決定では、
その社会的意味は「人間は社会的な動物であり、肯定的・開放的な関係の中に自分の居場所を持つことは、自己肯定感や自己有用感に関わるなど、全ての人にとって生きる上で不可欠な要素である。当然、こども・若者が生きていく上でも不可欠と言えるものであり、居場所がないことは、人とのつながりが薄な我、孤独・孤立の問題と深く関係する重大な問題である」とされています。
今後子ども参加を担保しながら多様な居場所の選択肢を拡充する必要があり、
その選択肢のひとつとして注目されているフリースクールについては
フリースクールや家庭への経済的支援、学校との連携、民間参入の平野医が子どもの権利視点にたった質の確保など課題もありながら、現在必要とされる居場所のひとつ。
一方、そもそも公教育がダイナミックに変わる必要がある。
人口知能が2030年には人間の知能を超えるとされており
ChatGPTも活用される時代に、人間が必要な力は何なのか。
それを学校教育で見定め育成できているのか。
非常に重要な問題提起が様々なされました。
教育観の常識が根本から変わる必要があると私は思います。
子どもたちが身につけるべき力は何か、
肯定感を育みながらその子の良さをつぶさず大切に育めているのか(横並び教育でテストの点数で判断する価値基準では無理だと思います)。
このときインクルーシブをどう考え環境整備するかも重要です。
何が子どもの育ちにおいて最も重視されるべきか
今回の学びも踏まえて、議会で引き続き提言していきたい。