2021年9月決算審査特別委員会⑤医療的ケア児支援
令和2年度決算審査特別委員会が終了しました。
今回以下12点を取り上げました。
順をおって、詳細報告させて頂きます。
①DV支援と問題の根を摘むための包括的性教育
②デジタル化に伴う個人情報保護
③環境配慮に基づいた電力調達、小中学校含めた公共施設への取り組み拡充
④生活困窮者自立支援事業(自立相談事業、家計改善支援、子どもの学習支援・生活支援等)
⑤医療的ケア児等コーディネーターの早期設置
⑥ぱれっとでの子ども相談先の周知、移動児童館の検討、市民交流センター建て替え時の子どもの拠点設置
⑦飼い主のいない猫対策に係る既存のリーフレットの活用と動画作成
⑧ナラ枯れに係る害虫等駆除対策
⑨子どもへの支援が行き届くよう、小中学校支援員の支援に当たっての環境整備
⑩文化芸術事業の工夫しての開催と舞台芸術含めた芸術家支援
⑪不登校支援に係るフリースペース設置の検討、不登校家庭に必要な情報を一元化しての提供、画一教育からの脱却
⑫小中学校タブレット利用に伴う、ランリュック選択可の保護者への周知、いじめ等防ぐための情報モラル教育とSOSの出し方教育、子どもへの心身の負荷も考慮し体験活動を充実させながらのオンライン試行
********
次に、⑤医療的ケア児等コーディネーターの早期設置について報告します。
◆補装具給付事業費 座位保持椅子について、財源は市か、また、未就学児1人あたり給付数は。
財源は国、都、市、それぞれ2分の1、4分の1、4分の1。
未就学児は1人1個。
◆聞き取りをして必要であれば複数給付も検討する旨、詳細は。
体幹や四肢の障害により、長時間座位の姿勢をとれない、または座位を自分で保持できない人に対し装置の購入を助成するが、基本的には、1人1個。
障害がある方の状況に応じ、職業や教育上必要な方は2個給付。
未就学児については、教育上の観点から支給していなかったケースがある。
今後は個々の相談内容に応じ、保育園で装置が必要な方についても検討。
◆ある親御さんから、自宅分に加えて保育園にも必要と、理学療法士に相談し業者に見積もり主治医に意見書を頂く準備を2ヶ月かけておこない、市の窓口へゆき、幼いうちから立位をとることで二次障害を防げること、保育園で身体にあった椅子がないと座れず職員に手間がかかることを説明したものの、「決まりで未就学の間は1個しか補助は出ない」と言われたと相談を頂いた。今後は状況に応じて検討ということだが、実際どのような聞き取りや判断がなされたのか疑問。医療的ケア児に理解ある方が窓口におり、対応しているのか。
相談は、市役所窓口で担当ケースワーカーや保健師が担当。どうしても保育園で必要な場合は、保管場所や状況によって検討をしながら相談を受けている。
◆先週末に医療的ケア児支援法が施行されたばかりであるが、国や自治体に支援の責務があるとして、必要な対応を求めている。国の第二期障害児福祉計画で医療的ケア児等コーディネーターの要請・配置を求めている。今回窓口での対応を考えても、同コーディネーターを早急に配置する考えは。
国は配置を基本とするということで計画に掲げている。市としては令和3年度までに配置を検討として計画に掲載。今後どこに配置するか、また委託にするかなど含めて検討。
→本年の市での保育園での受け入れ準備を評価しているが、今回のようにお子さんのニーズをくみ取るのがときに困難である。また、成長とともに課題が変わり、例えば保育園のあとは就学と切れ目ない支援が必要。他の親御さんからは、園の先の支援がなければ、昭島が好きであるが移住しないといけないかとのご相談も頂いた。
医療的ケア児等コーディネーターの配置は、その子にとって必要な支援に繋がる。