2022年3月代表質問 大綱8 令和4年度予算について

毎年3月議会では、通常の一般質問に加えて会派代表質問が行われます。

先週みらいネットワーク会派の代表質問をする機会を頂きましたが、

昭島市のHPから動画がアップされました。

昭島市議会 議会中継 – 発言内容 (discussvision.net)

再質問ができず、持ち時間40分。

令和4年の市長の施政方針と、教育長の教育方針に沿って質問をする形ですが、

先輩方から親身にご助言頂き、勉強させて頂きました。

質問文と対する答弁を、大綱ごと報告させていただきます。

(大綱8は、動画では、

質問 20分30分頃、対する答弁 54分30秒頃から始まります。)

大綱8 令和4年度予算について

【質問】

政府の令和4年度予算案で、一般会計の総額は前年度当初比9867億円増の107兆5964億円。社会保障費や防衛費、国債費がいずれも過去最大で、総額も10年連続で最大を更新しています。また、令和3年度補正予算と一体編成で年内から切れ目なく対応する「16カ月予算」との位置づけですが、税収や日本銀行からの国庫納付金などの税外収入5兆4354億円だけでは必要な財源を賄えず、国債を36兆9260億円発行しました。

本来であれば、単年度予算に基づき行政運営していくべきであり、また、国債が昨年比で減額になったとしても、発行を減らさなければ、借金が膨らみ続けます。

あわせて、現在の資本主義が実践する世界的な大量生産、大量消費、大量廃棄は、世界にも一国内にも深刻な格差、差別、貧困、気候危機をうみだしました。経済がグローバル化し、経済競争が極めて苛烈にもなりました。日本は労働者を犠牲にしてでも、企業の国際競争力を優先してきましたが、その一つの典型が、非正規雇用という雇用形態の創出でした。望まず非正規雇用になった方においてはこの雇用形態は、人間尊重と真逆の働き方となります。市の資本主義の分析はどのようでしょうか。新しい資本主義で課題は一掃できると考えているのでしょうか。また、成長と分配といっても、実際分配は殆どなされず、新しい資本主義がより格差と差別を助長し、優遇税制で富裕層への富の集中がなされる可能性も非常に危惧するところです。そこで質問です。

単年度予算主義の弊害についてまた現在の資本主義と新しい資本主義の違いをどのように捉えているかお聞かせください。

【市長答弁】

続きまして、令和4年度予算についての細目、令和4年度予算について市長の見解を問うについて2点御質問を頂戴いたしました。

初めに、予算単年度主義の弊害についてであります。

国は、重要な国家課題に対し、中長期的な視点に立った戦略的な財政運営の観点から計画的に取り組んでいくことが重要としており、補正予算と当初予算の一体的な編成や新たな基金創設、国庫債務負担行為の設定等により、単年度主義の弊害是正に取り組んでいるものと認識しております。

次に、新しい資本主義につきましては、経済成長の果実を、しっかりと分配することで、次の成長を目指すとする「成長と分配の好循環」を実現しようとするものと捉えております。