2022年10月26~28日昭島市厚生文教委員会視察:②福井県勝山市における教育について

昭島市厚生文教委員会視察2日目は、日本の恐竜化石の80%以上産出され恐竜を前面にだしたまちづくりがなされる福井県勝山市へ。

 

 

化石発掘等含めた地域資源を活かしながらすすめる、ESD教育(持続可能な社会の担い手を育むための教育)についておはなしを伺いました。

勝山市では、ふるさと学習と環境教育を深める手段としてESD教育の取り組みに着手

小中学校ごとそれぞれの地域資源をみつけ、
それについて地域と連携しながら
総合の教科を中心に地域で実体験をし、
更には文章力であれば国語など
教科横断的に学びを深める展開となっているそうです。

大地のつくりの変化や流れる水の働きの観察、
湿原での環境保全活動(保全のためよしを刈り、さらにそのよしを保護者協力でストローにし市内飲食店などに提供)、
市外の方に地域の魅力について語る未来の語り部活動など
魅力的な事例を紹介頂きました。

福井県ではユネスコスクールに加入する学校が増えているようですが、
勝山市では市として全小中学校がユネスコスクールに加入
上記の地域との連携に加え、
ときには市外のユネスコスクール加盟校との交流までなされているようです。

(※ユネスコスクールとは →
https://www.unesco-school.mext.go.jp/about-unesco-school/aspnet/ )

この他にも
意欲を高めるための小中高の連携、
校外学習の資源として最近オープンした勝山自然塾などについてもおはなしくださいました。

地域について
持続可能な社会を探る観点から実体験しながら
探求し学びを深めることは 
子どもたちにとって大きな財産になるでしょうし、
その過程で地域と繋がりをもち、地域の魅力を発見することで
地域への肯定感をもちながら

自ら主体的に考え動ける次世代の担い手が増えれば
地域にとっても財産になります

大切なお取り組みについておはなしをお聞かせくださり、どうもありがとうございました。