2025年 昭島市食育シンポジウム 「防災力を高めよう~『いつも』の時も『もしも』の時も、美味しい食事は元気の源~」

昨日は、昭島市学校給食課による食育シンポジウムがありました。
毎年テーマが変わり、様々なアプローチから
足をとめて食について考えを深める機会です。

本年は、昭島市教育振興基本計画に基づき、
防災からのアプローチで
「防災力を高めよう~『いつも』の時も『もしも』の時も、美味しい食事は元気の源~」というタイトルで開催されました。

◆まず、「サバイバルキッチン」について、
国内外で防災に係る周知啓発をなさるNPO法人プラス・アーツご関係者の
基調講演がありました。

https://plus-arts.net/corporate/

被災者の声をもとに、食の備えを
ハードルを下げ楽しみながら実践できるようおはなしくださいました。

ローリングストックの概念は理解しても
生活に取り込めていませんでしたが、
少しづつ取り入れていこうと思える内容でした。

※ローリングストックや、
バラエティ、栄養価等々
どの着眼点から食を備えるとさらにいいかは
以下のURLが分かりやすいようです。
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202103/2.html

また、電気・水道・ガスの生活インフラについて
ガスの復旧が一番遅いため、カセットボンベがあることも重要とのことでした。

◆次に、学校給食課の栄養士さんがたによる防災食育の事例報告がありました。

小中学校(小学4年と中学1~3年)の給食時間以外にも
小学校4年の社会科では関連した教科でも指導を行い、
被災時の状況を伝え実際に市の備置食品もみながら
どのような備えが必要か知り考えるきっかけとなる指導がされたとのこと。

また、夏休みのLet’s食育クッキングでも親子向けにパッククッキング(ポリ袋に入れて
湯煎で加熱する調理方法)を取り上げたり
掲示物・給食だより等による情報発信など
精力的に取り組みされていたことが分かりました。

美味しそうなパッククッキングレシピも含まれた冊子も配布されました。子どもとつくってみたいと思います。

食育指導媒体等、シンポジウム会場に展示されていましたが、
参加型のクイズ形式もあったり
とても分かりやすく。

日頃どのような食育が行われているのか
知る機会がないなかで
いち保護者としてもありがたかったです。

◆最後は日本獣医生命科学大学名誉教授 佐々木輝雄さんがコーディネーターをつとめられ、
NPO法人プラス・アーツ関係者、
市内学校長、
昭島市総務部防災安全課長、
市内小学校主任栄養教諭をパネリストとする
パネルディスカッションがありました。

それぞれのお立場から、現場でどのように防災や食に関わられているかが多角的に分かり、
短時間ながらも密度濃い内容でした。

主催関係者の皆様には
どうもありがとうございました。