2021年度予算審査特別委員会(GIGAスクール構想)

教育費では、学習支援員、新型コロナウイルス感染症対策、1人1台タブレット配置を伴うGIGAスクール構想の3点につき質問をしました。

学習支援員、感染症対策は別に投稿をしましたが、以下、GIGAスクール構想につき報告をします。

GIGAスクール構想

広報誌「あきしまの教育」の最新号にGIGAスクール構想の特集記事がありました。また、12月一般質問でGIGAスクール構想について質問をしたり、他の議員さんの質疑を聞いてもまだ詳細につき不明点が残るため、以下確認をしました。

ICT支援員について、どのようなスキルをもった方が支援するのか。また各校1人の配置でないところ、巡回をしてどのような教材準備の業務を行うのか。

→(答弁をすべて記録できませんでしたが)スキルとしては、インストール経験がある、ワード・エクセルの操作ができる、クロームOSの操作経験があることが望ましい等。

また、教材準備については、機器の構成の管理、障害がでたときの管理、セキュリティ対策などの面からサポートしていく職務である。

●市の作成した教員向けのマニュアルと、子どもむけのガイドの概要は。

→教員向けは、授業アプリ、OSアプリ、クラウドアプリ、クロームブック等について記載。

子ども向けは、慣れることを第一に、1学期かけてタブレットを活用できるようになることを目指す内容。

●市では、第一期導入期、第二期拡大期、第三期普及期等の段取りを考えているようですが、拡大期がいつはじまるのか。

導入期で2~3ヶ月かけ、子どもが基本的操作になれるようにする。

第二期は2学期ごろが目安。ある程度自分たちでインターネットから必要な情報を持ってこれるようにする。自らつくったものを保存し、学習のなかで振り返れるようにする。

●総合のパソコンの授業内容と似通っているように思うが、どの教科で習得していくのか。

→全教科。教科横断的に学んでいく

●マニュアル内容は機器の操作等がメインに思われた。どのように活用するか現場の自由度を担保することは重要だと思うが、一方学校間で格差がでないよう、ICT担当者協議会なるものを活かすのか。また、当面協議会の役割が重要になるのではと思うが、開催頻度は。

→取り組みを協議会で共有するが、教員負担を考えると頻繁な開催はできない。第一回を1学期に開催予定の頭ではいる。

●以前お伺いした際には当面持ち帰りはないとのことであったが、その点改めて確認とメディアリテラシーの一層の充実をそのように実現していくか。

→ずっと持ち帰れないということはない。メディアリテラシーについては、学習用タブレットガイドラインなどで周知啓発

●市として利用予定のソフト、アプリは。

スカイメニュークラウド、eライブラリー。

●タブレットを用いての個別の学びについては、全児童がタブレットで回答できることをもって担保していくとのことであるが、対話促進はどのように実現するのか。

→全児童の回答の機能をもって対話を促進。

●保護者から今後の取り組みが気にかかるとの声を頂く。今後市や学校から保護者への説明機会は。

年度初めの保護者会や、毎月の学校だよりを活用予定

デジタル教科書について、従来デジタル教科書は補完的な利用であったとおもうが、今後は黒板への板書からデジタル教科書メインに移行していくのか。

→デジタル教科書の機能は、教科書を写し書き込みをしたり、拡大機能、動画編集ができるというもの。しかし、デジタル教科書がメインになる訳ではなく、板書も活用。

最後に、子ども、教員、保護者とも混乱をしないよう情報伝達をし、またメディアとの付き合い方について学ぶ機会ともし、身体への負荷にも配慮しながら、個別の学びや対話促進に活かされるよう導入をすすめて頂きたい旨意見をしました。

今回の質問で活用法がみえてきましたが、せっかく1人1台配備されるタブレットです。

身体への負荷にはまず第一に配慮頂きながらも、画一教育から個別の学びにシフトするよう活かすこと注力して頂きたい。

また、対話促進を促すことで、子どもたちの考える力を育むこと、また多様な考え方を受け入れ「自分は自分。人と同じ考えでなくてもよい」と認められる経験を増やし意見を伝えやすく自己肯定感向上にも結びつく教育となるよう期待しています。