八王子・生活者ネットワーク主催「学校給食を有機無農薬食材にする作戦会議 in Zoom 交流会」に参加しました

八王子・生活者ネットワーク主催の「学校給食を有機無農薬食材にする作戦会議 in Zoom 交流会」に参加しました。
八王子市、日野市、世田谷区、多摩市、稲城市、調布市、町田市、昭島市、千葉県習志野市から議員や市民の方々が、
また神奈川県から学校給食に有機野菜を入れられないか働きかけを多方面にされ一度納入機会を得られた生産者が参加しました。
冒頭、自治体ごとの学校給食事情や市民の動きの紹介を含めた自己紹介をし、
その後、グループディスカッションや全体討論となりましたが、
有機無農薬以外についても、様々な意見がでていました。
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●オーガニック給食といった場合、100%オーガニックの事例は殆どない。目標の立て方は各地域ごと違う。
(オーガニックを地場から調達するのか、しないのかという視点からも目標のたてかたが違ってきますね。)
●有機農業に対し国から支援金があるが、個人の農家が生計をたてていくためには
価格がある程度高くないと、学校給食に卸したくとも卸せない。
行政からの補助金がないと納入が難しい。
●学校給食に地場野菜を納入すると農家にキロあたり補助金がでる自治体がある(町田市、稲城市等)。
●法律に基づいて有機の学校給食をすすめていく。
また、有機に対し保護者の共感をどのようにひろげられるか。
まち全体で有機を考えていくには。
●「東京都における学校給食の実態」の最新(令和元年)レポート 01kyuusyokujittai.pdf (tokyo.lg.jp) では
自治体での有機農産物、特別栽培農産物の取り組みが取り上げられており(P46,47)、
そうした取り組みをいかに各地で進めていけるか。
モデル校をつくっての取り組みは。
●学校給食単価は発表によると、(当たり前なのですが)自治体ごとまちまち。
※昭島市は平成21年度から値上がりをしておらず、
一方食材は値上がりをするところ努力していると給食担当から伺ったことがありますが、
確かに昭島市は東京都の自治体の単価のなかでは安価なほうではありました。(「東京都における学校給食の実態」p34)
●ZOOM交流会に参加した自治体では、瓶牛乳を導入しているところが複数あった。
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学校給食から有機の需要をつくることは持続可能な社会づくりに繋がります。
食する人にとってよいことはもちろん、生産者の健康にとっても、気候変動や環境負荷低減を考えても理にかなっています。
そこに地域の視点も絡められたらなお理想です。
本年3月議会の一般質問や予算審査特別委員会でも質問や意見を述べました。
※一般質問
※予算審査特別委員会
昭島については、減農薬推進事業がありますが、すでに実施されている事業です。
その必要性につき学校給食への納品農家を含めた生産者に伝えながら
コミュニケーションをはかり、推進に必要な環境を整えていくことがまず現実的なのではと考えています。
そのためには、国もすでに打ち出す有機推進の考えを
まず自治体として認識しているかが要でもあります。
学校給食については、継続して注視してゆきます。