2022年3月 厚生文教委員会と厚生文教委員協議会開催

昨日は、厚生文教委員会と厚生文教委員協議会がありました。

【厚生文教委員会】

国民健康保険税条例の一部を改正する条例が2件
デフリンピック東京開催を求める意見書の提出に関する陳情審査がなされました。

条例は、国の地方税法一部改正等に伴う未就学児に係る国民健康保険税の減額と
多子世帯に対する均等割額の特例の適用期間の延長、課税限度額の改定の3点について規定の整備がなされるものでした。

デフリンピックは、聴覚障害者の国際スポーツ大会デフリンピックを東京に招致することについて、都に意見書提出を求める陳情でした。

商業主義に傾くことは慎重にして頂きたいと意見しつつ、誰もがスポーツに参画する機会を確保するために賛成。委員会として全員採択の結果となりました。

【厚生文教委員協議会】

議題は写真の通り。概要や質問・意見は以下の通りです。

学童クラブ待機児

本年43名の待機児が発生(内訳は1年18人、2年8人、3年17人)。過去推移をみても多い状況です。

夏休み明けには待機児が減る状況であっても、特に新入生にとってご家庭の悩みは深刻です。

市では待機児に対し放課後子ども教室を紹介しているということですが
一般質問等のなかで求めていた夏休み中の運営は、その後も実現が難しい状況。

そもそも学期中についても学校ごと運営曜日にばらつきがあること(毎日運営されている学校からされていない学校までばらばら)市としても対策すべき、
各校の運営者の負担を増やさないよう、人員募集について市が協力をするなど試行錯誤すべきと意見しました。

生理用品ナプキン無料配布ディスペンサー設置

オイテル株式会社との公民連携事業として、

5月より、本庁舎1階東側女子トイレ3室・1階東側誰でもトイレ、
アキシマエンシス国際交流教養文化棟1階女子トイレ4室に
生理用ナプキン無料配布ディスペンサーを設置

事業者のアプリをダウンロードし、ユーザー登録をした上で
25日を1周期として7枚程度受け取れます。

従来の窓口配布も並行してなされますので、登録が難しい方等ご利用頂けます。

(※窓口の受け取りの詳細はこちらです →

https://www.city.akishima.lg.jp/s006/020/010/015/20210402132035.html )

学校教育のはなしにはなりますが、以前質問をしたところ検討との答弁のあと
全校設置がなされていない小中学校個室へのナプキン設置についても早急な対応を求めました

子ども・若者未来対策推進計画づくりに関するアンケート結果

令和4年度策定予定の子ども・若者未来対策推進計画のため
昨年実施されたアンケート結果の概要版が共有されました。

質問項目によっては回答結果が相反し分析が困難に思われるものがあり、
人として誰もが当たり前に有するプライド、SOSのだしにくさ等背景にまで留意することを求めました。

また、計画策定を待たず、以下の取り組みをすることを求めました。

・ひとり親世帯で重要な事柄の相談で頼れる人がいるのが53.7%と回答者の半分強の状況で、
くらししごとサポートセンターやひとり親家庭支援センターを利用したことがないとの回答が70-80%との結果は大きな問題。
支援機関についてあらゆる機会を捉えて積極的な周知すべき

子どもの相談先についても中学生になると相談相手が学校の友達、誰にも相談できない、相談したくないの回答が増えており、
小学生のときから地域で継続的に繋がる大人がいることが必要。

・また生活状況が苦しいとの回答が約5分の1であることは深刻。
お子さんの将来の選択肢にも影響を与えるアンケート結果もでているところ、支給型の奨学金など市として経済的理由による就学が困難な方への取り組みについて確認。

市長よりお子さんがたが夢や希望を持てることが大切であり、
お子さん方にはそれぞれが機会拡充を通じて培ったものを社会に還元して頂く形で給付を今後検討との答弁がありました。

昭島市教育振興基本計画(素案)に係るパブリックコメント結果

性暴力について2件の意見がありました。

性暴力はひとたび起きれば、その後の人生に深刻な影響を与えますが、インターネットの普及もあいまって性暴力が誘発されやすい状況です。
一人ひとりを大切にする人権教育の側面からも性教育は欠かせないと考えており、機会あるごとに大切さを訴えたいため質問。

市内中学校で実施された産婦人科医のDVD視聴の検証、市内小学校3校で実施された外部専門家による性教育の実施後の聞き取りを踏まえ、
市として全校で実施すべきと求めました。

中学校給食の親子調理方式への移行

4月から中学校給食が親子調理方式に移行します。

(自校調理施設を持つ3校から、共同調理場校3校に配食がなされる形。

組み合わせは、福島中学校を親校として、子校である昭和中学校へ配送。

その他、瑞雲中学校から清泉中学校、多摩辺中学校から拝島中学校となります。)

必要な人員は確保済み、
配食スケジュールは以前と変わりなし(喫食時間変更なし)、
地場野菜利用できるよう今後も調整、
災害時対応や訓練は契約に基づき実施とのことでした。

今後各中学校の給食主任と市栄養士で構成する「食育推進会議」を定期的に開催し、献立や調理に関する意見や要望を集約するなど、食育に関する情報共有を図る体制をつくるとのこと、注視します。