子どものマスク着用について

新型コロナウイルス感染症の世界的流行が始まってから約2年が経過しました。
突然の休校が始まった時期から、保護者からはマスクを着用しないと感染が不安である、
逆にマスクを常に着用することは不衛生であり子どもの心身の発育上も非常に心配である等、
多岐にわたるご相談が寄せられてきました。

お子さんたちを守りたい気持ちは同じであり、それぞれのご意見には逐一共感するところではあるのですが
こと心身が発育過程にあり、大人社会に対して萎縮し自分の気持ちもいいにくいかもしれない子どもについては、
大人の対策とは別に私たちは子どもの目線に降りて、子どもたちの様子をみながら物事を判断する必要があると考えています。

終わりがみえない感染症対策については、
子どもへの心身への影響を懸念する立場で、議会質問でも取り上げてきました。
2021年度予算審査特別委員会(学習支援員、小中学校での新型コロナウイルス感染症対策) | 林まい子 (seikatsusha.me)
補正予算審査特別委員会①子どものマスク着用②新型コロナワクチン接種 | 林まい子 (seikatsusha.me)
2022年3月代表質問 大綱7 教育の推進について | 林まい子 (seikatsusha.me)
市からも現場へ様々な伝達はしているのですが、残念ながら現場で徹底されていないまま今にいたっています。

この度、マスク着用について国の方針が一部変わり、メディアでも大きくとりあげられていますね。
こちらについても、市からはすでに現場へ各種伝達をしていますが
いまだ保育・学校現場ごと対応に非常にばらつきがあることを、市民相談や私自身の子どもたちの学校生活の様子を通じて痛感するところです。

新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

夏日もでてきていますが、
低学年の児童が重いランドセルをしょって苦しそうにしながらもマスクを外せない様子、
体育大会のときにもマスクを着用するお子さんが多く具合が悪そうにする姿を実際に見受け、
子どもたちは私たちが思う以上に周りの空気を察知して
苦しいという感覚よりも周りと同じでいることを優先した行動選択をすること、
あるいは2年以上子どもたちに推奨してきたマスク着用の結果、恥ずかしかったり突然の変化に戸惑って外せない状況であることを実感しており
非常に深刻な問題だと捉えています。

これから暑い時節になります。
その時々の状況で、何が一番のリスクか考え判断し行動することは子どもたちには難しいはずです。

保育・教育現場のご関係者には、外遊び、体育、部活などのときには
特に子どもたちに対して
何がリスクか何度でも分かりやすく伝えて頂きたい。
また、登下校中については、特に暑い時期など地域の皆さんは子どもたちには優しい目を向けて下さい。

運動会・体育大会シーズンですが、
市教委員会としては、競技中はマスクを外す考えです。

※子どもの感染症対策とその影響については、脳科学、感染症、歯科等様々な分野の専門家が警鐘をならしており
また、見解も刻一刻と変化するところではありますが、それらについては今回記事では取り上げません。
以下2つの情報のみ紹介させて頂きます。

・保護者への発信:富山市教育委員会(最新号は令和4年4月28日)
富山市 新型コロナウイルス感染症の対応について (city.toyama.toyama.jp)

・子どもの置かれている状況の把握:国立成育医療研究センター コロナXこども本部
コロナ×こども本部 | 国立成育医療研究センター (ncchd.go.jp)

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

7月18日付、SNSより発信した文章と写真を以下に追記します。

先日、東京・生活者ネットワークで実施した、
子どもやその親御さん対象とした
コロナの影響を捉えるためのWEBアンケート実施時に
子どもからは苦しいが外せないという声、
保護者からは子どもへの心身の発育への影響を心配する声がずばぬけて多かったマスク着用について、
先日の生活者ネットワーク子ども部会で意見交換がなされました。

苦しくても様々な理由で
マスクを外せない子どもが大勢いますが、
暑い時期の着用は熱中症リスクが高まり
熱中症は命の危険に直結します。

陽性数が増えてきており
感染症対策に対して必然的にナイーブになる状況ではあるのですが、
私自身は、そのときどき何が一番のリスクになるか冷静に判断をし
着用がかえって危険な場面・黙っている場面には
距離をおいたり環境を整えてマスクを外すなど
適切な対応をすることを
まずは大人からできるようしなければならないのではないかと考えています。

子どもがマスクを外せない状況が問題視されているのは各地で同じ状況のようで
都内だけみても様々な自治体で市民からの声を受けたマスク着用についての陳情審査がなされていたり
様々な発信がなされていますが、
都外まで目を向けると富山市、所沢市の発信はとくに参考になります。

新型コロナウイルス感染症に関する、
国連・子どもの権利委員会の声明とともに
両自治体の発信を共有します。

※2020年4月8日付 国連・子どもの権利委員会の声明
(写真は、同声明を平易にしたものです。)
※富山市
※所沢市