ドキュメンタリー「じぶんのことば」~「東村山こども演劇プロジェクト」の取り組み

ドキュメンタリー「じぶんのことば」。
https://croccante.amebaownd.com/
チラシ文面にある以下の文章を読んだ際に、
お友達とのトラブルがあった折「ぼっちになりたくない」と言っていたわが子をすぐに思い出し、ぜひ観てみたいとおもった作品です。
撮影者西脇さやかさんのお話、観た方々の感想まで伺う充実の2時間の企画が昭島であり参加しました。
***チラシより***
「人と違うとダメなの?自分らしく生きると”ぼっち”になる。
そんな日常を過ごす現代の子どもたちが、舞台の上で個性を放つ。
”子どもたちの自己表現の場を地域に”をテーマに活動を続けている『東村山こども演劇プロジェクト』での物語創作から始まる舞台づくりを通して、子どもたちが自分と仲間と向き合い、言葉を産みだし表現するまでの3ヶ月を追った濃厚凝縮60分ドキュメンタリー」
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◆本番3ヶ月前の説明会から大人や子どもたたちの出逢いがスタート。
まずは、何を言っても大丈夫という安心感が持てるよう
子どもたちのいろいろな考えを受け止めるコミュニケーションを大事にしていました。
それでも自分の居場所を演劇プロジェクトのなかに見つけられない子どもたちもなかにはいたものの、
自分の殻をやぶる経験、逆に周りに自分の個性を認めてもらいありのままの自分でいる経験、それぞれが様々な経験を積み重ねて
映像のなかでの彼らの表情がどんどん活き活きとし、他者との関係性が深くなっていくのが分かりました。
◆学年が進むにつれ、学校にいる時間のほうが、家にいる時間より長くなる子どもたち。
集団生活先でも自分らしくいられ表現できることは重要です。
いろいろな意見を受け止められるようになること、自他ともそうつとめることで自己肯定感があがること。
映像を観ていると、このキャパシティの広さと自己肯定感の両輪があれば、コミュニケーショントラブルは概ね解決するのではないかとさえ思えてしまいます。
周りと違う意見を伝えるのが難しいと感じ、場の空気を読むのは大人も一緒。
子どもだけが抱える課題ではありません。
いまある価値観を最初につくりあげているのも大人です。
大人も子どもと一緒に、
多様な考えをまずは一旦受け止める、
自分の考えを自分の言葉で伝える、
このような経験を積みともに成長したいと思えました。
今回主催くださったかた、また場所を提供くださったアトリエなど、
すでに地元にある心強いひとや場の点。
今回の上映会が種まきとなって、参加者の点も繋がってゆき線となり、昭島に同じ心持ちの方々が少しずつ増えていくと良いです。

3月17日、東村山で演劇プロジェクトの公演があるようですよ!